バルセロナからバレンシアへ荷物を取りに行ったときの続きです。
初日はバルセロナからとにかく壮観なMorellaへ。
二日目の朝は岩を掘って作られた絶景の教会に寄ってからバレンシアへ。
午後2時にはバレンシア到着。倉庫へ到着し見事30分ほどで荷物の車への移動を終えました。夕方になると道路が混むので、どこにも寄らずバレンシア脱出。なんでも前回引っ越しのときバレンシア脱出にとっても苦労したので、もしかしたら呪われているのかもという恐怖もあり、さっさと去りました。
そして目指すはバレンシアとバルセロナの間にあるバレンシア州の海岸の町、ペニスコラ。突き出た半島の旧市街が有名です。バルセロナやマドリードなどからもバカンスなどで人々が訪れるらしいですが、日本のガイドブックには勿論載っていません。
旧市街まで徒歩15分くらいビーチ沿いのホテルに泊まることにしました。ビーチ沿いは多くのバレンシア州のビーチリゾートがそうであるかのように、1960ー70年代くらいに建てられた中級ホテルが並び、レストランやバルもどこもいかにもイマイチという感じのところばかり。洗練されたお店はほぼゼロで、お土産屋さんも安物ばかり。時代遅れのビーチリゾート感満載😞
気を取り直して、旧市街のほうに歩いて行きました。ビーチでは魚釣りをしている地元の人がたくさん。旧市街は城壁が見事です。お城と城壁以外の建物は白で統一されていていい感じ✨です。
そしてお決まりの写真スポット!
欧米人が訪れる一つの理由は…この街の名前… Peniscolaのcola部分の前に立って記念撮影した人はどれだけいるでしょうか。パートナーもパシャり。
海岸沿いの城塞は、カリブ海諸国や中南米を彷彿させます。プエルトリコのサンファン、キューバのハバナ、コロンビアのカルタヘナを思い出し懐かしくなりました。スペインの元植民地はスペインよりスペインらしいというか、とにかくスペイン統治地代の古い建物がたくさん残っているので好きです。
旧市街の建物は白壁に青い窓がアクセント。スペインと言うよりは地中海の向こう側のチュニジアなどの北アフリカを思い起こさせます。
丘を登ってすぐ、お城に辿り着きました。
そして海と坂のある旧市街に必ずいるのが、フレンドリーなネコ。
スペインの大抵のお城は日の入り前に閉まりますが、ここのお城は夜間もオープンしています。夏場はきっとかなり多くの人が訪れるのでしょう。通りかかったら開いていたので行ってみました。突き出た半島の先端にあるお城なので、お隣には灯台があります。
お城はライトアップされていてとってもキレイ。14世紀の頭にフランスのアビニヨンでローマ教皇の対立教皇となったベネディクトゥス13世によって建設されお城。保存状態もかなり良く、国の遺産として登録されています。
お城から眺めた永遠に続くビーチ。
こじんまりした旧市街で、お城と併せても2時間くらいあれば十分な感じです。城壁の上にビーチを一望できるバルが何軒かあったのでその一つでまったりと夜景を楽しみました(微妙にドリンクが高めでしたが…)。
とっても小さい旧市街なので、Morellaなどどこか他と併せて立ち寄るか、ビーチに行くついでにという感じでしょうか。
バルセロナとバレンシアを結ぶ路線上にBenicarlo-Peniscolaという駅がありますが、ペニスコラからは7キロほど離れています。駅からはタクシーかバスとなるようです。
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