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ハプニング続出、バレンシアからの引っ越し!

更新日:3月28日

ちょっと前にバレンシアからバルセロナに引っ越して来ました。まだ住み慣れない国で引っ越しするのも一苦労… あとは実際にバレンシアからバルセロナに移動するだけ!というところでハプニング続出。今回はそんな移動中のびっくりを…


なんと乗るはずの電車が...


引っ越し当日、アパートの明け渡しは比較的スムーズに行き、荷物を持ってタクシーに乗りバレンシア北駅へ。立地も市のど真ん中にあり、とってもキュートな駅で好きです。火祭りで混雑するので仮設の待合エリアができていました。


出発時間の15分前では、「15分ほどの遅れ」と表示されていましたが、10分前になるとなにやら並んでいた人たちがいなくなっていました。ゲートが開いたのかと思って行ってみると、駅員が「バルセロナへ行く途中の線路が水に漬かったため今日のバルセロナ行きの電車は全てキャンセルになりました。乗車券の払い戻しの手続きをしてください。」とのこと。


問題は、バレンシアは火祭りが始まり、観光客も多いので、ホテル確保は難しいだろうということ。これはバスで行くしかないと、払い戻しを待っている間にネットでバスチケットを購入。電車だと3時間弱のところバスだと5時間半!しかも到着は夜11時...。バスは1時間後の出発ですが、払い戻しのカスタマーサービスは長蛇の列。ネットで買った乗車券なのですぐに手続きできないだろうかと、通りかかった駅員に聞くと、普通のチケットオフィスでも手続きができるということ。ところが彼いわく道路も遮断されているからバスも運休だと...


こういうときバスターミナルが鉄道駅の隣だとラッキーですが、バレンシアは3キロほど離れています。とりあえず急いでタクシーに乗ってバスターミナルへ。


バスターミナルに着いてみると、どうやらバスはキャンセルになっていないよう。途中で運行休止になったらイヤだけどとりあえず火祭りのバレンシアからはさっさと逃げたいと思いバスを待つことに。



バス出発間際の予期せぬトラブル


バス出発時間の20分前、パートナーが突然「身分証明書(NIE)がない!」思い返してみると貸倉庫を借りるときにオーナーに身分証明書を渡したらしく、すぐ貸倉庫会社に電話。幸運にもオーナーが電話に出て、「あ、身分証明ね。あるよ。いつ取りに来る?」。知っていたなら連絡してくれよ!という感じですが、最後のバスなのでこれを逃したらまた面倒なことになるため、「今からバルセロナに引っ越すのでバスターミナルにいるのですが、ここまで届けてくれませんか?」。そうしたら、届けくれるとのこと。



ただ問題は通話が終了した時点で出発時間の15分前。貸倉庫のオフィスは4キロ以上は離れているので、ちょっと難しいだろうな... 最悪郵送してもらえばいいのですが、身分証明照会がかなり頻繁に行われるスペイン。特に引っ越しなどには必要なのでないとかなり困ることに。


残り時間10分を切ったところで乗り場に移動。パートナーは荷物を置いたら、またターミナルの正面玄関に戻っていきました。5分前にバスのドライバーエンジンをかけたので、さすがにそろそろ乗らないととパートナーに連絡すると、諦めて戻ってきました。最初はバスの外で待っていましたが、さすがに数分前になって仕方なくバスに乗り込みました。そうすると携帯にメッセージが入っていたようなので、二人ですぐバスを降りると、片手にバイクのヘルメット、片手にパートナーの身分証を持って、貸倉庫のオーナーらしき人が走ってくるではないですか!パートナーが彼のもとに駆け寄り、ハグ…ではなく肩をポンポンと叩いてドラマのような感動の瞬間!出発の時間まであと1分の間一髪でした。本当にこういうの心臓に悪い…


サービスエリアでのびっくり!


無事にバスは出発し、ネットを調べているとバレンシア州とカタルーニャ州の州境辺りで、大雨により鉄砲水が発生し、周辺の町はかなりの被害を受けたとのこと。そのため線路も冠水して、電車は運休。そしてバスは正しくその方角に向かっています。ずっと悪天候でまだ日の入りまで随分時間があるのに辺り一面は真っ暗。時折激しい雨が降りました。


しばらくしてグーグルマップで位置を確認すると洪水があったと言われるエリア。高速上からだとよく分かりませんが、なんとバスはその辺りで高速を降りて行きました。なんでまたこんなところで…と思っていたら、サービスエリアに。運転手に「30分休憩」と言われ、バスを降りるとアフリカ系の青年がもう一人に肩を担がれてかなりお腹が苦しそうな様子で歩いて行き、木陰でぶっ倒れてしまいました。周りに何人かが援助していたので、大丈夫なことを願ってサービスエリアの建物の方に歩いていくと何かがおかしい


建物の中はなんと暗闇!


でもみんな中に入っていくので、私たちも入って見ると、洪水で停電した模様。長旅なので真っ暗なカフェテリアは列ができています。みんな携帯のライトを照らして食べ物を選んでいきます。そして支払いはキャッシュのみ。トイレに行ったパートナーに様子を聞くと、「電気がつかなくって、窓からの明かりでどうにか用を足せたけど、もう外が暗くなってきているからあと5分くらいしたら真っ暗で何も見えないだろうね。」(*_*)


それから外に出ると、苦しんでいた青年のもとに近くにいた警察が到着。どうやら救急車を呼ぶようで、バスの運転手と乗客リストを確認して、いくつかの荷物をバスから降ろしました。しばらくして救急車が到着。お母さんらしき人ともう一人の女性はそのままバスに残り、もう一人の青年が付き添いで一緒に救急車に乗っていきました。コロナだったらどうしようと思いましたが、お腹の辺りを抑えていたので、盲腸とかでしょうか。唯一の救いはサービスエリアにいたとても人懐っこいこの方たち✨乗客のおこぼれをもらっていました。


この後のバスの中の雰囲気はどんより…夜11時過ぎにようやくバルセロナ北バスターミナル到着しました。そこからはタクシーで。あまりにいろいろなことが起こりすぎて、「1日でこれだけいろいろなことが起こるのは恐らく初めて」とパートナーと私の二人とも一致。


最近やっと落ち着いてきたので、まだ書ききれていないバレンシア情報やバルセロナ情報をこれからもお伝えしていこうと思います。


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