スペイン・バレンシアの市庁舎とその周辺についてはこちらでご紹介しています。
去年からずっと行きたかった市庁舎にある市の歴史博物館。コロナのロックダウン後に博物館の再開が許可されてから市庁舎の一階にある観光案内所で聞いたら「市庁舎の博物館は開いている。」とのことでした。ところがぐるっと周ってもどこにも入り口がなし。その後度々チェックしても開いている気配はなしでした。そもそも観光案内所の人たちは市庁舎の職員のはずだし、同じ建物で働いていて開いてるか開いていないか知らないというのもどうなんでしょうね…
そして1か月ほど前に「一年以上ぶりに市の歴史博物館と市庁舎の見学再開」という記事が地元紙が出ていたので行ってきました!去年の夏もコロナ規制は今と同じかゆるいくらいでしたが、ワクチン接種が進んできているせいか、去年の夏にキャンセルされたイベントなども徐々に開催されるようになってきました。
普通の市役所の窓口業務は正面ではなく、四方八方にある小さい入り口から入るので正面玄関は普段利用する機会はほとんどありません。私が行った住民登録は1階部分で60年代の内装で豪華でもきれいでもなんでもありませんでした。
行ってみると、今までほぼ閉ざされていた正面玄関が開いていました。
まずは、正面玄関で荷物検査を受けて、ホールの階段を2階まで上がっていきます。
天井の採光のガラスにはバレンシア市の紋章。
順路の最初は2階のバルコニー。高さはそれほどありませんが、広場から普段見る景色とはまた違く、ちょっと新鮮。昔だったら(今でもかもしれませんが)、ここから市長などがスピーチを行うのでしょうね。
コロナのロックダウン終了後にほぼ歩行者天国化された広場は、まだ朝早いのでガラーンとしています。
庁舎の両脇にあるオレンジ色のドームが映えます。突き当たりには北駅。
次は「クリスタルの部屋」と言われる豪華絢爛なホール。ここは、お祝いごとの時に期間限定で開いているときがあるので一度来たことがあります。
天井のフレスコ画もお見事。シャンデリアも重そうです。
そして市庁舎内にある市歴史博物館へ。
最初は、昔の市の地図や市の様子を描いた絵画などが展示されてる控えめな部屋。ある程度バレンシア市の地理が分かると「あの場所は18世紀はこんな感じだったのか」と発見があり結構楽しいです。
その次の部屋はなんだか暗くてとっても厳か。コロナですっかり悪者になった感があるコウモリですが、バレンシア市のコウモリの紋章は好きです。フットボールクラブのバレンシアCFのロゴにも入っていますね。
古くて重要そうな本が飾られていました(いちいち読まなかったので何だかわかりませんが、きっと市の憲章とかでしょう…)。
最後の部屋。これも古そうなバレンシア州の旗が飾られていましたが説明がなかったので何かよく分かりませんでした。
まるで教会のような面持ちです。
天井もこの通り。
そして見学の最後は市議会場。席数もそれほどなくこじんまりとしたサイズです。
半円形の形になっています。
博物館はそれほど大きくはありませんが、他の見学と併せると予想以上に見ごたえありでした。観光に便利な場所な上、とにかく内部の装飾が素晴らしいのでバレンシア観光におすすめです。
見学無料
月ー金 8時(博物館は9時)から14時45分まで(要確認)
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