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世界遺産の空中都市スペイン・クエンカでトレッキング①:「宙づりの家」やサンパブロ修道院を望む絶景

クエンカの旧市街についてはこちら


クエンカは細長い崖の上にそびえる中世城塞都市。崖の上の旧市街からもキレイな景色が望めますが、やはり天空の都市と呼ばれるので、天空感を味わうのであればやはり旧市街だけでなく、その周辺から眺めるのがベスト


クエンカのトレッキング・コース


クエンカ観光局では、トレッキングマップを配布しています(スペイン語・英語)。

市内からのルートは主に3つあります。


  • 宙づりの家やサンパブロ修道院を望む旧市街の周辺を一周(初級)ー4キロ

  • 旧市街の西側の渓谷を一周する自然を楽しむコース(初級)ー7キロ

  • 旧市街の東側の展望スポットを周るコース(中級)ー2キロから2.5キロのコース3つ

トレッキングマップには、全ルートの高低差やおもな観光スポットや絶景スポットなどが記されていて便利。


暑い午後にトレッキングはしたくないので旧市街の西側の渓谷周辺を一周するルートは翌日の朝に回し、初日の午前中はクエンカの一大観光スポット「宙づりの家」などをめぐる旧市街周辺一周コースを行くことにしました。


3つ目のコースは距離は短いですが、上りが多いコース。その代りちょっと高いところから旧市街を眺めらるところがあるようです。



宙づりの家やサンパブロ修道院を眺める旧市街の周辺一周のコース


SL-CU10-Ruta de las Hoces de Cuencaというルートで、ところどころに標識が出ています。観光局によると宙づりの家の辺りの道路は工事中で通行止めのため、コースを一周することはできず、宙づりの家のあたりに着いたらまた同じルートを戻ってこなければならないとのことでした。



旧市街の北から出発!マップの通り時計回りに行きました。


スタート地点のMirador Barrio del Castilloという展望スポットからの眺め。左はサンパブロ修道院。バルコニーが突き出ている宙づりの家も写真中央に見えます。


サンパブロ修道院は現在は公営の宿泊施設パラドール。行った週末は1週間前時点で満室でした。開いていたとしても値段も週末と平日で倍くらいの値段差がありました。


旧市街の景色。


ここからは下り。トレイルは草ボーボーで蜂がブンブン飛んでいて恐る恐る下りていきました。


トレイル脇には赤いポピーが生い茂っていました。


振り返ると断崖。


ちょっと低いところからでも景色は最高!宙づりの家がさらに良く見えます。


谷底まで来て、そこからウエカル川沿いを歩いていきます。上にはサンパブロ修道院と歩道橋の脚。


下から眺めた宙づりの家。スペイン抽象芸術美術館となっていて、現代アートが鑑賞できます。


観光局の人によるとこの先通行止めということでした。結構な崖を下りてきたのでまた戻るの嫌だな…と思いながらそのまま進むと、トレイルから外れるところで確かに工事は行われているよう。ただトレイル上はちらほら工事のトラックや道具がおいてあるのみで、20メートルほど先は人も歩いていたので、そのまま進んでいったら問題なく通り抜けることができました。スペインの観光局(スペインに限らずですが)は、情報が正しくない、情報を知らないということが良くあります。工事の地図によるとトレイルは通り抜けられるようだったですが、観光局は工事の進捗情報も知らないよう…。そういうことがちょくちょくあるのでそんなに遠くなければとりあえず行ってみるようにしています。


ここからルートをちょっと逸れて、サンパブロ修道院まで登って行きました。


この怖そうな歩道橋と宙づりの家の脇に見える坂道が工事で封鎖されています。


サンパブロ修道院は今は国営ホテルのパラドール。入り口にはやっぱり日本語が書いてあります。ガイドブックにもパラドール特集があったり、日本人は断然パラドール好きだと思います。


修道院の建物の教会部分はアートスペースで企画展をやっていました。


回廊。デコレーションや家具、音楽はモダンです。


中庭はレストランとバルのテラス席。お昼くらいでしたが太陽がサンサンと降り注ぎちょっとランチには暑そうです。

旧市街は直線距離にすると近いのですが、前述の工事のため(2021年の年末までは続くらしいです)に旧市街に行く一番近い道が遮断されていることから、このパラドールは今はちょっと孤立してしまっている感じです。泊まられる方はご確認を。


ここからはまたさらにルートから逸れて、新市街にある博物館に行きました。この博物館は絶景で感動だったのですがまた別途。


そして、博物館からまたトレイルに戻りトレッキングの続きです。下界から旧市街を望みます。


旧市街のすぐ南の新市街との境あたりで小さい川が流れていますが、かかる橋はどれも古そうなものばかり。とっても澄んでいる水で魚や鴨が泳いでいてそれなりの風情があります。


宙づりの家のある断崖の東側はウエカル川でしたが、西側はもっと大きいフカール川が流れています。澄んだ小川からがらっと変わって緑の乳白色。水の成分が違うのでしょうか?むこうに見える建物は旧市街。


この時もうすでに結構暑くなっていましたが、川の流れる音が心地いいです。


トレッキングルートはこの先はまた旧市街の北まで上って行くコースですが、翌日のルートとほぼかぶっている部分なのでここで割愛。このとき午後2時くらいでしたがかなり暑い!スペインは夏の観光は日差しがかなり強くやっぱりシエスタ休憩が必要です!どっちにしろ美術館などの観光スポットもほとんどシエスタで閉まるので(田舎はその傾向)、必然的にランチや休憩となります。



トレッキングコースのまとめ


このコースのメインは旧市街から宙づりの家やサンパブロ修道院あたりまでの道のり。とにかく景色が素晴らしいでのでおすすめです。時間のない方は、サンパブロ修道院に立ち寄り、そこから最寄りの坂道(宙づりの家の脇の坂道が開通すればそちら)を上って旧市街に戻るのもあり、またサンパブロ修道院からそのまま駅に直行もありかと思います。


次回は旧市街の西側の渓谷を一周するルートです。


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