太陽の街バレンシアで雨の多い今月。予報は雨、雨、雨。その日の朝になってみないと分からないので、どうしても始動が遅れてしまうのが難。
そんな中で1日天気がもちそうだったので、急遽、写真で見て良さそうだったSichar貯水池とタイルの町として知られ、写真で見ると見事なお城のあるOndaに行くことにしました。近郊電車Cercaniasの最寄り駅は18キロ離れたVillarreal。そこで、Villarrealからサイクリングすることにしました。ルートはこちら↓
Villarrealは、バレンシア市内から電車で北に1時間ほど。午後1時前に到着。サッカーを見る人なら知っての通り、久保選手がプレーしていたVillarreal FCの本拠地です。
Villarrealの駅を降りると、正面に木のアーチ。いくつかは左右の木が完全にくっ付いているように見えるので不思議です。ここをまっすぐ数分行くとVillarrealの中心地。
中心地を通り抜けたところにVillarreal FCの本拠地Estadio de Ceramicaが現れました。黄色いセラミック(恐らく)で覆われたスタジアム。人口5万人の町で、スタジアムのキャパは2万5千人ほど。人口の半分がスタジアムに収まってしまうというすごいことに!スペイン大手スーパー、メルカドーナのCEOの兄弟がチームを所有しているらしいですが、こんな小さい町にちょっとびっくり。スタジアムの名前の通り、スポンサーとしてセラミック・タイル関係の会社が並んで書かれています。
スペインの芸術家、Jaume Plensaの作品がありました。彼の作品はアメリカや日本を含め世界中にありますが、バルセロナでこれと同じものを見ました。見る角度によって遠近感が変わる不思議な作品。
スタジアムから5分ほど行くとどんどん緑が増えてきて、渓谷が現れました。乾いた川の多いバレンシアですが、近ごろ雨も多いせいか勢いよく流れていました。
この渓谷に沿ってしばらく行きます。今回の失敗は、Google Mapで高低差をチェックしなかったこと。後半はいくつかの丘を越える羽目になり、体力消耗… あとで確認してみると合計で196メートルほどの上りでした。
唯一、丘の上からの景色は格別。オレンジの果樹園が続きます。
ちょうどオレンジやみかんの花が真っ盛り。
ジャスミンのような、金木犀のような甘いいい香りがずっーと続きます。
途中こんなサインも。牛を見かけることはありませんでしたが…
そしてついに、Sichar貯水池に到着。真っ青な水。
かつては丘だった島が良い景観を作っています。
やっぱり雨が多いのか貯水池は満タンで、ダムもフルで放流を行っているようでした。ダムの建物がなければなかなかフォトジェニックな渓谷。
ハイキングはできるようですが、駐車場くらいで何もなかったので、そのままOndaに行くことにしました。Ondaまではほぼ下りで楽しいです。ちょっと離れた果樹園の合間からお城のある丘が見えました。遠くからみると見事です↓
Ondaはこのお城とタイルやセラミックで有名な町です。長くなるのでOndaについてはまた別途書きたいと思います。
OndaからVillarrealに戻るにはほぼひたすら東に行くのみ。Ondaの中心街を出ると大きな工場がずらり。ほぼセラミックの工場でした。セラミックのショールームが併設されていたり。バレンシア州にはセラミックの町と言われるところは結構ありますが、大量生産をしている工場地帯を見たのはここが初めて。
セラミックの工場地帯を抜けると、オレンジの果樹園が再び現れます。遠くの方にモクモクと煙が上がっているのはセラミック工場。帰りは下り坂で、とっても気持ちのいいライドでした。
駅につくころにはもう夜7時過ぎ。今は夜9時近くまで明るく、夜間外出禁止令も夜10時からなので、余裕と言えば余裕でした。
まとめ:行きは上りが多くちょっと体力的にきつかったですが、帰りはかなり楽でした。全体的に車の通りもあまりなく危ないなと思ったところはほとんどありませんでした。
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