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永遠に続くとってもマジカルなベルギー・アールストのカーニバル

更新日:2022年8月21日

今週はカーニバルが世界中で始まりますね。


アメリカでカーニバルと言えば、ニューオリンズのMardi Gras(マルディ・グラ)が有名です。アメリカに住んでいた時も一度行ってみたいと思いつつ行かずじまい。残念なことに、このお祭りは酔っぱらってワイルドになって女性はトップレスになる、みたいなイメージがすっかり定着してしまいました。上の写真のカラフルなビーズの首飾りを付けてお祝いします。


そして今回はベルギーのカーニバルについて。コロナ以前の何年か前に行ったもので、以前書きそびれてしまったのでこの機会にご紹介したいと思います。


一つ目のカーニバルはフランダース地方(オランダ語圏)にあるアールストという小さい町。


中世に始まり、パレードは1851年から開催されている歴史のあるカーニバル。


ここのカーニバルはユネスコの世界文化遺産に登録されていましたが、パレードの山車で人種差別や反ユダヤ主義の表現が度々繰り返されたとしてな2019年に登録が抹消されたそうです。


2005年には、過激派イスラム教徒の自爆テロリストをイメージしたパフォーマーとモスクを模した山車。2013年には、強制収容所送りのユダヤ人を乗せた列車とナチスの軍人などととにかく過激なことで有名になってしまったらしいです。


あんまり下調べをして行かなかったのですが、とにかくスケールが大きく驚きの連続で期待以上のパレードでした。


パレード開始のちょっと前に到着しました。まずは駅前で観覧。こんなに小さい街なのにとにかく衣装がプロレベル!


山車も結構凝っています。


こちらは伝統のカーニバル衣装。このパレードの他にも別の日に伝統的なお祭りも開催されます。伝統部分はベルギーのバンシュのカーニバルに行ったので、機会があればそちらもご紹介したいと思います。


トランプがテーマの山車も盛り沢山!プーチンと相思相愛で、靴はイバンカ・ブランドと中国製。メキシコとの国境との壁はパレード参加者ではなく一般人の様子でした。


とにかくずっと続くので時折場所を変えてみました。待機エリアは観客も少なくて穴場。


午後一時から始まりましたが、なんだかまだまだ永遠と続くので途中で休憩…


なんでもパレード参列者は5千人だそうです!人口は8万5千人ほどなので、全市民の17人に1人が参加していることになります。


段々暗くなってきてもまだまだ続きます。今度は市庁舎の前へ。ここが一番人が多いでしょうか?


すっかり日も落ちてもまだまだ続きます。昼間は分からなかったですが、山車もパフォーマーの衣装ももみんなライトが付いていて、ディズニーもびっくり!


なんと午後7時過ぎてもまだ続いていました!さすがに疲れたのでまだパレードが行われている中帰ってきました。午後1時から最低でも午後7時すぎまでと6時間以上もノンストップという規模のパレードは未だかつて見たことがありません。衣装と山車のクオリティーもびっくりでした。これで毎年衣装も内容も異なるというのだから驚きです。特に夜暗くなってからがとってもキレイでマジカル✨です。


とにかくパレード距離も時間も長いので、人出も拡散されて場所によってはかなり身近で見れるところがあるのが良いです。


残念ながらこのアールストのカーニバルは2022年もオミクロンの拡大で中止となってしまったそうです。来年こそは戻ってきますように。


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