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宇宙船でコンサート:オーケストラとオペラのシーズン開幕!

更新日:2021年8月24日

暑い夏が苦手なので、秋は楽しみです。


秋と言えば、欧米では秋に様々な文化イベントが開催され、「すべての人に芸術を楽しんでほしい」という精神から、その多くが無料だったりしますね。アメリカに住んでいたときはジャズ・フェスティバルやシンフォニー、演劇などいろいろな世界でもトップクラスのプロのパフォーマンスを無料で鑑賞することができました。


まだ夏の気候ですが、スペインのバレンシアもその例外ではなく、先日オペラハウス兼シンフォニーホールであるPalau de les Arts Reina Sofiaが無料開放され、事前予約でシンフォニーのコンサート等が行われました。


バレンシア出身の有名建築家Santiago Calatrava設計の建物は、存在感たっぷり。2005年に完成したこのホールは、2020年の今は建築資材使いすぎ感がありますが、内部がどうなっているのかはやっぱり気になるところ。テントウムシのようにも、宇宙船のようにも見え、想像が膨らみます。


実際行ってみて分かったのですが、暖かいバレンシアの気候に合わせて、屋外に日影の通路やスペースがふんだんに設けられています。玄関ホールなしに屋外から直にコンサートホールに入るデザインになっていたりと、意外とエネルギーの節約を意図としたデザインなのかもしれません…。ところどころ鉄筋のサビ?が気になりましたが、夜は神秘的。


上から眺める景色もキレイ。明るいうちとコンサート後の暗くなってからの両方みましたが、断然夜の方がキレイです。Palau de les Arts Reina SofiaはSantiago Calatravaが設計した芸術科学都市Ciutat de les Arts i les Ciències)のほんの一部。 このほかにもIMAXシアター、科学博物館などがあります(以下写真左)。


内部は、こちらがオペラの公演を主に行うSala Principal。青いタイルの壁が印象的。クジラの体内にいるような気分にさせてくれるデザインです。


そしてこちら(↓)がオーケストラの公演を主に行うAuditorium。Sala Principalよりもずっと明るくて、どの席からも良く見えそうな造り。メインのSala Principalがクジラなら、こちらは地上の動物の体の中というかんじで、天井を見ると動物の骨格のようです。


この夜のオープニング・コンサートに行ってきましたが、管楽器は唾が飛ぶのでプラスチックの防御がしてありました。オーケストラの人数もソーシャルディスタンスで少なめ。選曲もソーシャルディスタンスを念頭にされているのではという印象でした。キャパは2席続けて座って、1席開くので66%くらいでしょうか。途中ソプラノ歌手が入ったのですが、フェイスシールドも何もなく最前列で歌っていたので、「前の方の席の人たちちょっと危ないな」と気になりました…。


普段でも29歳以下の人には割引があるようですので、学生やワーホリなどの人は是非チェックしてみてください。また、建物の見学ツアー(有料)も定期的に行っているようです。


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