スペインでは先週から州外への移動が可能になったのでバレンシア州のすぐ南、ムルシア州へ!
カルタヘナ(Cartagena)というと南米コロンビアにあるカルタヘナの方が有名な気がしますが、スペインにもカルタヘナという町がバレンシア州の南、ムルシア州にあります。コロンビアのカルタヘナがあまりにもきれいだったので、スペインのカルタヘナは正直あまり期待はしていませんでしたが、見どころが多いようだったので行ってきました。
バレンシアからムルシア州の州都ムルシアまで電車で3時間半、ムルシアで乗り換えて更に1時間。到着すると突き抜けるような真っ青な空と立派な駅舎。
駅舎正面。よく見るとタイルで絵が描かれていたりと凝っています。
カルタヘナはスペイン海軍の拠点があり、海軍博物館など海軍関係のスポットがたくさんあります。そして、比較的最近になって発掘されたローマ時代の劇場をはじめ数々のローマ時代の遺跡も。北アフリカを中心に支配していたフェニキア人が紀元前2世紀にここを支配。北アフリカ、現チュニジアにあった首都と同じ「カルタゴ」という地名がこの地に付けられました。カルタヘナの名前は「カルタゴ」に由来しています。
駅前はあまりぱっとしませんが、街中の方に歩いていくと北アフリカのような、西洋なんだれけどどこかエキゾチックな感じが漂います。そして中心に近づくにつれてだんだん雰囲気が良くなってきます。中心までは徒歩15分強ほど。バレンシア州とまた異なり、装飾が施された出窓のついた建物が多いです。
全く反対側なのにスペインの北西部で見たような建物で、ちょっと不思議。
ホテルの建物。
お役所の建物はフランスっぽい?
旧市街のメインストリート。
ホントにキレイな建物だらけ。
キオスクもデザインが統一されています。
ファサードだけを残してあとは取り壊された建物がたくさんありました。そういうところにはあたかも店があるかのような絵が描かれています。ユーモアがあって見ていて楽しいです。
ポートに到着。5月ですでに最高気温29度と結構暑かったですが、潮風がとっても気持ちいいです。
鯨の尾のモニュメント。
ハーバー近くの海軍の入り口。水兵さんが出入りしていました。ハーバーの辺りは、コロンビアのカルタヘナにとっても似ています。調べてみるとやはりコロンビアのカルタヘナは16世紀にスペインから多くの水兵が上陸したことで、当時海軍の中心地だったスペインのカルタヘナにちなんで名づけられたそうです。
丸1日費やしましたが、もう1日あっても良かったかなと思いました。比較的小さな町ですが、雰囲気がとっても良くて気にいりました。ムルシアまではマドリードからの高速鉄道が建設中で、開通すればアクセスも良くなるでしょう。個々の観光スポットはまた別の機会に書きたいと思います。
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