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スペイン人はクーラーが苦手?スペインのエアコン事情

更新日:2021年8月18日

週末はスペイン南部を中心に熱波が到来していましたが、いまだに不思議なスペインのエアコン事情


東京ではエアコンのないところ、エアコンの効いていない商店というのは記憶にありません。自宅普及率も9割くらいということです。


逆に大学時代に住んでいたアメリカ西海岸のシアトルは、昼間は20度ちょっとでカラッとしてとっても快適。エアコンの自宅普及率は限りなくゼロに近い(今年の熱波で買う家が増えたかもしれません)感じでした。大学にもエアコンはなく、ちょっと暑くなると「今日は教室暑いから外の芝生で授業しよう」という展開でした。


そして暑い地域のアメリカ人はクーラーが大好きで、どこもクーラーがガンガンに効いています。


他方ここスペイン。バレンシアでも7月や8月は普通に30-32度くらいが続きます。そして今年も35度以上の日が4-5日くらいありました。湿度は若干東京よりましなのと、熱帯夜となることはあまりなく朝晩は比較的涼しいのですが、やはり日差しが強く、肌に感じる太陽のじりじり感じがすごいので、午後2時-5時くらいは外に出ると焦げそうです。実際にその頃はわざわざ買い物に出かける気にもならないので、「シエスタ」で個人商店が閉まるのはかなり理に適っていると思います(ただ個人的にはシエスタは暑い夏だけにしてほしいです…)。


勿論大型店舗やスーパーなどはクーラーが効いているのですが、個人経営や中小企業のカフェやレストランはクーラーが効いているところが少なくてびっくりします。まだ暑くなる前に見つけた新し目のカフェ2軒があるのですが、暑くなってからWIFIでまったりと思い行ってみたらクーラーが全く効いていないのでびっくり!アイスコーヒーを飲んで、結局暑すぎてなにも作業できず、汗だくになり逃げ帰ってきました。そんな中でも店員は涼しい顔をしています。そのほかバルやレストランに行ってもクーラーが効いているのかどうか微妙なところばかり…。


灼熱の太陽の時間はスペイン人はあまり外を出歩かないですが、夕方以降は店内エアコンが効いていて熱帯夜でもみんな平気でテラスに座っています。汗のあまりかかない私でもビール一杯で汗が噴き出てくるレベルの気温…。クーラーのないお家も結構多い(恐らく4割くらい?)のでスペイン人はクーラーが苦手な人が多いのでしょうか?ちなみに私のパートナーは夏は涼しい国の出身なので「25度以上はエアコン絶対必要」と豪語しています。


そして逆に、日本でもエアコン効いて無さすぎるというときもあります。某現都知事が環境大臣のときに省エネの観点からエアコン設定温度を28度に推奨したことから、私の日本の職場はエアコン設定が28度となり、しかも送風口が私の席から一番遠いところで暑すぎていつも近くの同僚と文句を言っていました。幸いにも出張が多かったことと、ボスがポケットマネーで扇風機を買ってくれたのでどうにか乗り切っていました。


「暑いときはクーラー」が当たり前になってしまっている日本やアメリカに慣れていて、スペインに住んでみると「クーラー難民」になることがあるよというお話でした。


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