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地下洞窟が楽しい、バルセロナ郊外で新石器時代の鉱山見学

鉱山行ったことありますか?


一番最初に行った鉱山は、ポーランドのクラフク郊外にある世界遺産のヴィエリチカ岩塩坑。ここが結構面白かったので、それから、機会があれば日本国内、海外何か所か訪れています


今回行ったバルセロナ郊外Gavaにある鉱山は、六千年前の新石器時代に由来するもの。そもそも新石器時代に地下を掘って石を採掘していたというのも驚き!なんでも世界最古の採掘場の一つだそう。


ちょっと前の話ですが、Gavaのアスパラ祭りの一環でオープンハウス(無料開放)を開催していたので、お祭りに行く前の朝一に行ってきました。

中庭には新石器時代にも生えていた木々が植えられています。


展示はカタルーニャ語、スペイン語、英語に対応しています。オーディオビジュアルが多いので、同じ言語の2-5人くらいのグループに分けられ周りました。


最初は大きいホールで紹介映像を見てから、石器時代の生活の説明をいくつかのブースに分けて行います。ジオラマに透明シート状のスクリーンが張られていて、旧石器時代の人々や動物の映像を映し出し、比較的最近のテクノロジーが使われています。


当時の人々が住んでいた家。このころにはすでに狩りや農業が行われ、斧や弓矢、土器などを作っていました。


真ん中には本物の鉱山を採掘した跡があり、こちらは随行者が必要なので事前予約済みの特別な時しか見れないようです。なんでも70年代に開発のために地下を掘ったら見つけたそうです。


上から多少様子が伺えます。


最大の見どころは、実際に地面を掘って再現された鉱山採掘跡。映像を見てから階段を下りていきます。最初はどれくらい長いのか分からず、いくつか分かれ道があったので恐る恐る… 意外と短かったですが、暗い通路を回って楽しいです。


ここで採掘されたのは緑に光るバリッシャー石。写真で、矢印の下の横にすらーっと緑の線が走っているのがそれです。ネックレスなどの装飾品に使われたそうです。


採掘が終わった穴は、お墓などとして利用されたため、人骨や装飾品などが結構出土したそう。ここで出土したものは、Gavaのメインの博物館(Museu de Gavà )にあるそうですが、そちらは行きませんでした。


小さい町の博物館なのに結構凝っていて、特に最後の再現は面白かったです。所要時間は1時間半ほど。帰るころには結構人が並んでいてびっくり。オープンハウスに訪れるのであれば朝一が良いと思いますが、普段は場所柄観光客もいないのでそんなに混んでなさそう。


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