Vicのトリュフ祭、Trufforum。グルメやトリュフマーケットについては前回お伝えしています。
今回は、日曜日の目玉イベント、トリュフ犬選手権!
トリュフは森の地中に埋まっているので、昔は豚を連れて探していたそうです。おととし公開されたニコラス・ケイジの映画「Pig/ピッグ」で、彼がトリュフ豚を連れてトリュフ狩りをしています。
なんでもトリュフは雄豚のフェロモンの匂いに似ているらしく、雌豚を連れて森に行くんだとか。ただ、豚はトリュフを探し当てると食べようとするので、食べられる前に取らなければなりません。それが結構大変らしく、近年では犬を訓練してトリュフ犬にするようになったそうです。
そのトリュフを探し当てるトリュフ犬選手権なんて面白そう♪
会場にはトリュフ豚もいました。
トリュフ狩りは、通常農家の副業なので、農作業が終わった夜に行くことが多いそうです。鼻が利くだけでなく、懐中電灯で照らした範囲内に限定して探せる忍耐のある犬が適しているとのこと。なんでもドッグフードにトリュフを入れることで、トリュフの匂いをより判別できるようになるらしいです。
適した犬の条件を見ると犬の種も限られてくるのかなと思ったのですが、結構いろいろな種の犬が参加していました。
ルールはシンプル。マス↓の中の土にトリュフが4個ランダムに埋まっているので、4個を見つけるのにかかったタイムで勝敗を決めます。制限時間は4分。
過去の写真を見ると中世の趣のある町の広場で行われていていい雰囲気なのですが、今年はインドア。最初は「残念」と思いましたが、よくよく考えてみればカタルーニャの内陸は寒いので、暖房の入っている展示場のほうが暖かくて良かったです。
まずは準決勝から。準決勝と言うからには事前に予選があったのでしょうか?人間と犬のペアで行い16チームが順番に競います。
朝食を食べていたら遅れてしまいましたが、会場に入るといました、いました。
目の前は2列ぐらい人だかりなので、ギャラリーの方で見てみました。
そしてついに特等席を確保。トリュフ犬が入場~!
こちらはビデオで。最初はまあまあの出だしです。
半分を過ぎるくらい↓
とりあえずどこでも掘れば当たるだろう的になっています。ちょっと投げやり?
最後のあたり↓
最後は疲れたのかもうやる気がなくなった感じです。結局タイムオーバー!準決勝は、逃亡を試みる犬、ストライキに入る犬、優秀な犬、いろいろな犬がいて面白いです。
そして1時間半間おいて決勝。半分の8チームで競います。立ち見は封鎖されたので、ギャラリーから観戦。
決勝に残った犬たちはかなり優秀です!次から次へとトリュフを当てていきます。
3位に輝いた犬↓最初から最後までフルのビデオでどうぞ。1分50秒で4個達成しました。最後は粗相をするというオチ…
最後に表彰式で1位から3位が表彰されます。1位に輝いた犬は1分11秒という快挙。やっぱり実際でもトリュフをたくさん見つけるのでしょうか?↓左から2位、1位、3位です。
3位は150ユーロの賞金、犬のベット(クッション?)、サーモン味などのスティック状のドックフード。2位は300ユーロ+同じもの、1位は500ユーロ+同じものでした。
犬によってスタイルが異なり、飼い主とのやり取りも見ていてとっても面白かったです。自分で勝手に掘る犬もいれば、飼い主に「ここ掘れワンワン」と指示をする犬もいたり、ほんとに千差万別、十匹十色。
トリュフ犬が実際に森でどのような仕事をするのか見てみたいです!
励みになりますので是非以下ブログランキングサイトのクリックをお願いします!
↓ ↓ ↓
Comments