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マヨルカ島の旅②:世界遺産、トラムンタナ山脈の文化的景観をエンジョイ!

更新日:2021年8月23日

マヨルカ島の旅は、パルマは最後に残し、最初はトラムンタナ山脈(Serra de Tramuntana)周辺を周ることにしました。


実は、急に決めた旅行なので、このトラムンタナ山脈が世界遺産であることを知らず、現地でユネスコ世界遺産のロゴを見て初めて知るという始末…日本のガイドブックだと世界遺産は必ず書いてありますが...。


このトラムンタナ山脈のドライブは、英語トラベルガイドLonely Planetのおすすめルートにほぼ沿ってドライブしました。ぐるっと周るのに、直線距離的にしたら大したことないのですが、なんといってもトラムンタナ山脈付近は永遠と続くジグザグの道と数多い見どころがあるので、レンタカーで丸2日かかりました。運転に自身のない人やゆっくり時間をかけたい人はもうちょっと時間がかかるかもしれません。また、日が長ければもう少し詰められたと思いますが、夏時間最後の週で日の出は8時、日没は19時ほど。ただ、気候的には最高気温23度~25度ほどととっても気持ちいい気候でした。


<1日目ルート>Andratx(地図A)→Estellencs(地図B)→Banyalbufar(地図C)→Valldemossa(地図D)→ Deià(地図E)→ Sóller(地図F)→ Port de Sóller(地図G)→Alcúdia(地図H)

Lonely Planetのスタート地点は、Andratx(地図A)。空港には朝9時過ぎに到着、空港でレンタカーを借りてAndratxまでは、パルマの海沿いを通りました。GPSだと旧市街の北側のルートがでてきますが、南の海沿いはパルマの大聖堂が良く見えるのでおすすめです。Andratxにつくと背の高い見事な教会が見えました。お城もあるということでしたが素通りし、島の西側の海岸沿いを目指します。


しばらく行くと海が見え始め、一番最初に現れる村はEstellencs(地図B)。通りが街の真ん中を突っ切っていくので、停まらなくても村の雰囲気は大体伺えます。石造りのキュートな建物と昔ながらの洗濯場なんかもあって、出だしからテンションが上がります。Estellencsの次はBanyalbufar(地図C)。ここもEstellencsと同じような雰囲気です。村と村の間でもところどころ写真スポットが現れます。道路標識にレトロなカメラのマークが描かれているのですぐに分かります。とにかく、写真スポットはどこも絶景


次のValldemossa(地図D)は、ちょっとカフェでも、と立ち寄りました。駐車場付近のカフェやお店もどこか垢抜けた雰囲気。石造りの建物がとってもキュートな町です。なんでもショパンやフランス人の作家George Sandなども滞在したことがあり、博物館もあります。観光客は、欧州系の人たちを数組見かけたくらいでしょうか。カフェも閑散として、見どころである修道院・宮殿も閉館していました。


海岸沿いからちょっとだけ内陸に入り、山に囲まれたValldemossa。Lonely Planetには、~村は石畳で最も美しい村、とか、~町は石造りの家が最も美しい町とか、どこの村や町もそんなタイトルがついていて、イマイチどこが一番きれいと言われているのか分からなかったのですが、個人的には今回周った村や町の中で、このValldemosaが一番見ごたえがあってきれいだったと思います。トラムンタナ山脈周辺では、急斜面にテラス(段々畑)を見かけます。これらテラスも世界遺産の文化的景観に選ばれた理由なんだとか。Valldemossaからもテラスが望めます。


次は、Deià(地図E)という村にストップ。Valldemossaと比べると随分小さく、斜面が急なところにあります。山の上にある教会まで行って周辺を眺めてみました。このDeiàは、多くの欧米の有名な作家やアーティストが滞在していたことで有名なようです。彼らにちなんだ小さい博物館がいくつかあるらしいですが、これといって見どころはありませんでした。それでも、ここもやっぱり石造りの建物がキュートです。道をぐるぐる歩いて周るだけでも楽しいです。


次の目的地、Sóller(地図F)は、パルマからもアクセスが良く、パルマからは木製の電車が走っていて、レンタカーを借りない人はこれに乗る人も多いのではないでしょうか。電車というよりはトラムですが…。ぐるぐるっと車で周ってみましたが、結構大きい町です。


Sóllerからちょと海岸に向かっていくと、Port de Sóller(地図G)があります。マヨルカ島の建物はスペイン本土と異なり、どちらかというとイタリアやクロアチアのような建築ですが、この湾もどこかイタリアっぽい雰囲気です。レストランやお土産屋が並んでいますが、コロナ禍ということもあってか落ち着いた雰囲気。


すっかり夕方になってしまい、日没まで1時間弱というところだったので、ここで切り上げることにしました。この日の宿泊は島の北部にあるAlcúdia (地図H)。Sóllerからは道もだんだんまっすぐになって、パルマからのハイウェイに合流し、1時間とかかりません。Alcúdiaも城壁に囲まれたとっても美しい町でした。Alcúdiaの記事はこちら


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