中世の市で訪れたバルセロナから電車で1時間半弱のVic。
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中世の市だけでなく、町並みもとっても中世の雰囲気が漂っています。
電車の駅から歩いて来て旧市街に入ると、最初は中世よりも新しい建物が並びます。
とにかくきらびやか!
バルセロナ出身のGaietà Buigas Monravàの設計で1896年に建てられた見事なモダニズム建築の建物。スペイン語ではカジノと呼ばれていますが、いわゆる社交クラブ。Monravàはバルセロナのランブラス通りの終わりにあるコロンバスの像を作成したことで知られています。
そしてカジノを過ぎると中世の建物がずらり。
旧市街の中心のマヨール広場は、なんと舗装されていない土のまま!普通石畳が多いですが、土だと中世の雰囲気がアップ↑ここで週二回市場が開催されるそうです。
カタルーニャ独立の横断幕を掲げた中世の建物。バルセロナよりもさらに多くの独立派の横断幕や旗を見かけたので、ネットで調べてみるとやはりVicは独立派が結構多いようです。
ローマ時代の寺院もキレイに残っています。内部では無料の展覧会をやっていました。この寺院の脇に中世のお城の遺跡がわずかながら残っています。
モダニズム建築もちらほら。
写真だとスケールが分かりにくいですが、町の大きさにしては随分大きい大聖堂。いかに昔に栄えていたかが分かります。
旧市街のすぐ外から見た大聖堂。とにかく立派。
この大聖堂、内部の壁画が圧巻!意外とモダンな壁画だなと思ったら、20世紀初めに活躍したVic出身の画家Josep Maria Sertの作品。後から知ったのですが、この大聖堂に彼のお墓があるそう。
Sertは、ニューヨークのロックフェラーセンターの壁画↓を描いたことで有名です。
これには逸話があって、ロックフェラーは当初メキシコの画家Diego Rivera(Frida Kahloの夫としても有名ですね)に依頼したところ、Diegoがレーニンを描いたため頭にきて彼の壁画を塗りつぶしてしまい、それからJosep Maria Sertに依頼したのだとか。Diegoの壁画は好きでメキシコシティーでいくつか巡ったので彼の幻の作品を是非見てみたかったです。
旧市街にはこんな古めかしい建物も。
中世の狭い路地にクリスマスのライトが映えます。
最後にマヨール広場に戻るとツリーが点灯されていてとってもきれいでした!
バルセロナのツリーより立派!青がとっても映えます。
中世の市だけでなく、中世の街並みもとっても楽しみました。次回は市場の日に訪ねてみたいです。
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