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スペイン・バレンシアの美しい中庭でポルトガルのファドを聞く!

ちょっと前にイベリア半島の民族歌謡のコンサートシリーズがここバレンシアであり、ファドのアーティストがポルトガルから来るというので行ってきました。ポルトガルは大学時代に行きましたが、残念ながらファドを聞く機会がなく、いつか聞きに行きたいなと思っていました。


ファドは、1820年代にポルトガルで生まれた民族歌謡で、主にレストランなどでポルトガルギター(ころっと丸っこいギター)とクラシック・ギターの伴奏で演奏される大衆向けの音楽です。ファドとは「宿命」や「運命」と言う意味で、人生の悲しみを歌うものもあれば、愛する人へのセレナーデや愛する街を賞賛する明るい歌もあるとのこと。


今回のコンサートの場所はバレンシア民族博物館。建物は考古学博物館と共有していて、普段は考古学と民俗学の両方の展示が楽しめます。民族博物館は2020年にリニューアルされ、いまどきの博物館となっています。他方で民族博物館は土器などが展示されていますが、ずいぶんと古めかしいです。


このコンサートシリーズは、民族音楽の振興のため毎年行われているようです。アーティストはSara Correia という女性で、3歳の時から表舞台でファドを歌っているとのこと。ポルトガルでは有名なようで、海外公演もたびたび行っているようです。


夏お決まりの中庭。青と白の市松模様のタイルが映えます。


老若男女いましたが、年配の人の割合が多かったです。ソーシャルディスタンスもばっちり。前もってネットでチケットを取りましたが、チケット持っている人と持っていない人の列が別々にあり、余裕があるとチケットがなくても入れるようです。席は先着順。あまり前の方は歌い手の唾が飛ぶので、コロナ禍ではちょっと後ろの方に座るようにしています。


あまり聞きなれていないので、果たして典型なファドなのかよく分かりませんでした。ところどころスペイン語で紹介が入りました。フラメンコシンガーもそうですが、みんなパワフルで歌い方が似ていて、どこか演歌にも共通するところがあります。


せっかくなので興味のある方はビデオでどうぞ。


時々、鳩が鳴いたり、木の葉がはらはらと落ちてきたりして、自然を感じながら中庭での音楽を楽しみました。いつか、ポルトガルのバルでワイン片手に聞きたいです。


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