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コロナ規制で週末市外移動禁止:バレンシア市内で農村ホッピング!

更新日:2021年3月7日

今月初めには一日のコロナ感染者が一万人近くまでいったバレンシア州。人口が500万人しかいないのでどれだけの数字か分かって頂けるかと思います。各国で基準となっている10万人あたりの2週間の感染者数は1,400までいきました。ここのところはその三割弱くらいまでに減ってきましたがまだまだ予断を許さない状況です。現在バレンシア州では、金曜日の午後3時から月曜日の朝6時まで人口5万人以上の町の出入りは禁止されています。今週末は三度目の出入り禁止措置のためバレンシア市内から外にでることができません。この規制は最低3月1日まで続くので、向こう2回の週末もバレンシア市内に足止めとなります。


バーやレストランは閉まっているものの、普通のお店は営業しているので、そんなに困ることではない上に、バレンシア市はいろいろな町を併合してきているので面積が意外と大きく、一番遠いところは市の中心から南に25キロくらいのところまであります。ただ南の方は海岸沿いなので先週も多くの人が押し寄せたそうです。


ここのところ20度を超える天気が続き、今週末も天気もよさそうだったので、バレンシア市の一番北にあるPobles del Nordまでサイクリングすることにしました。前回の記事で書いたCampanarとはまた別の場所で、農地盛りだくさんのバレンシア市内です。

地図を見ても分かるように、同じバレンシア市内なのに飛び石的になっている地域もあって、その地域の人たちは週末はどう移動できるのかちょっと気になるところです。恐らくもともとは違う町だったと思うのですが、その辺の背景を調べてみると面白いかもしれません。


Pobles del Nordの大部分は農地で、ちらほら昔ながらの村が点在しています。


最初はアーティチョーク畑のお出迎え。アーティチョークは旬真っ只中で、町中にある八百屋さんでは1キロ1ユーロを切っています。


玉ねぎやキャベツなども収穫目前という感じでした。北の方にはCalderona山脈も見えます。山が身近に見えるとやっぱり落ち着きます。


ここで馬車のお目見え!何に使っているのかは分かりませんが、どこかに出かけていて農家に帰ってきたところのようでした。どこの農家には必ずと言っていいほど、番犬数匹とネコ数匹がいます。番犬は怖いのですが、田舎のネコはとってもフレンドリーで、一緒に遊ぶのも楽しみの一つ。乗馬場もいくつかあったりして、同じバレンシア市内でも完全田舎で時の流れが全然違います。


市境の近くまで来ると、向こう町に大きい教会か修道院らしき建物が見えました。カソリック系の大学の建物だそうですが、隣町なのでコロナ規制で罰金くらうのは嫌で行きませんでした。すべての市境は警察官はいなくとも規制線くらいは張っているのかなと思ったのですが何の目印も気配もありませんでした。「ここからは~市です」と大きな標識があったので止まれましたが、知らないで隣町に行ってしまう人もいそうです。主要な道路では警察が車を止めて尋問しているらしいですが、田舎は完全放置状態…。といってもヘリやドローンでの監視もしているようなので油断はできませんが…。



バレンシア典型の青いレンガのドーム。Borbotóというバレンシア市内の「村」です。ほうれん草っぽい青い葉っぱと教会のコントラストが印象的。いかにもバレンシアの田舎の典型的景色です。


自転車で1-2時間で簡単に楽しめるのでおすすめです。


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