日本ではスペインの三大祭りの一つとして知られるバレンシアの火祭りが開催されています。この規模のお祭りでは、恐らくスペイン国内でコロナ後初開催ではないでしょうか?2020年3月の開催直前に中止となり、ほぼ2年半ぶりの開催です。コロナ対策を取るといいつつも、町中で行う以上、多くの人が訪れることは避けられないと思います。ざっと歩いた感じ、絶対コロナ感染者増えるだろうな…という印象を受けました。
火祭りで一番目に見える出し物は、市内の各町内会で会員がお金を出し合って、Ninotと呼ばれる大きな人形飾りを作り、道の交差点のど真ん中に飾ること。町内会なんて日本のお祭りみたいですね。会員はお金を払う代わりに、フェスティバル中の様々なイベントに招待されるそうで、Ninotの脇にはテントが張られ、テーブルが並べられ、パエリアなどが振る舞われたりするそうです↓。最終的にはこの飾りを燃やすので「火祭り」なのですが、そちらは最終日に行われるそうです。
市庁舎前には、1年半前にマスクをつけた人形にそっくり。直前に中止となり、すぐにロックダウンに突入。確かロックダウン中に極秘に燃やされたという話でした。コロナ禍で2回中止になっているので、地元民としてはやはり待ちに待ったお祭りでしょう。
1年半前の写真↓
今年のポスターはこちら。50ー60年代を思わせるレトロなデザイン。
道路のど真ん中に設置するので必然的に車は通行止めとなります。
人魚とノアの箱舟でしょうか?
大体似たような顔の特徴やデザインが多いですが、たまにちょっと異色なものも。
セルフィー、自撮りがテーマ?
昔の絵画から飛び出てきたようなデザインも。
白雪姫と7人の小人。ディズニーそのままですが、ライセンス料払っているのでしょうか…?
場所によって規模が随分異なるのは、会員の集まり具合によっての予算の差でしょうか?最後に燃やすので環境のことを考えて木とか紙なのだと思いますが、壊れやすいらしくリフトを使って修理をしているところがいくつかありました。
昼と夜を周って思ったのが、夜の方がスポットライトを浴びて断然キレイ!
通りにもクリスマスのように、イルミネーションが灯るのですが、真夏なのでちょっと不思議な感覚です。
神戸のルミナリエみたいです。
子供が喜びそうなヒーローものも。
メキシコの死者の日テーマのトーテンポール?
ランダムなキャラクターの寄せ集めの様でテーマがよく分からないものも結構あります。アンディ・ワーホールがキャンベルスープの缶を持って座っているのですが、何なのでしょう?
人と比べるとどれくらい大きいか分かると思います。バレンシアらしい作品。
これもかなり大規模で見事です。
エキゾチックなテーマも結構あります。
ただ私は個人的にエキゾチックもの、特にアジアテーマのものは好きではありません。何故かというと切れ長の目などの特徴が人種差別的だから↓アメリカやイギリスでは完全アウトなんですけどね。最近もどこかの国際大会で東欧のバレーボール選手がアジアの選手前にして、切れ長目のポーズを取ったところ処分されたなんてことがありました。
このほかにもいろいろなイベントが開催されていますが、町をフラーっと歩いてNinotを見るだけでもお祭り気分が楽しめます。次回は例年同様3月開催(半年後)のようです。
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