旅行に行くといろいろな市場に行きます。生鮮食料品は、国や場所によっては曜日ごとだったり、青空市場だったりします。ただやはり、スペインの主流は日曜・祭日以外は開いている屋根のある常設の市営市場。
バルセロナやマドリードを始め、いろいろな市場に行きましたが、やっぱり私の一番のお気に入りは、バレンシアの中央市場!その規模といい、地元民向けのお店が未だに多いことといい、賑わいといい、とにかくうろうろしているだけで楽しいです。そのほか、アンダルシアのカディスやマラガにある中央市場なども好きです。そのうち、市場のシリーズを書きたいなと思っています。
バレンシア州の北にあるCastillon県の県都であるCastillo de la Plana。ちょっと前に、観光・サイクリングがてらにここの中央市場に行ってきました。
市の中心の広場にある中央市場。周りはカフェがたくさんあり賑わっています。その周辺の雰囲気で市場の重要性が良く分かります。明らかに良いサイン。
市場の外観もかなり立派で入る前からテンション上がります。市場自体は1913年にこの場所で始まり、市場前広場周辺の開発の一環で、1925年に新たな市場が建設されることが決まり、設計も決まっていたそうです。ところがスペインでは内戦が勃発し計画は中断、実際に完成したのはずっと後の1949年のこと。その後増築が施され現在に至ります。
中に入っても裏切られませんでした。魚、野菜や果物、ワイン、肉、お総菜などいろいろ揃っていますが、特に魚売り場は、かなりたくさんの魚屋があり、見た目もとっても新鮮そう!土曜日だったのでかなり賑わっていました。
近海もののが多いのか小ぶりの魚が並びますが、シーバスとかマグロとか大きい魚も釣れるようです。日本にもスペイン産のマグロがよくスーパーに並んでいますが、日本輸出用はこの辺りではなく、主にアンダルシアのカディス周辺のようです。
買えないのが残念でしたが、見ているだけでも楽しいです。
魚売り場だけでなく、どこもソーシャルディスタンスは不可能な位の混みようでした。規模的にはバレンシア市内の中央市場の3~4分の1ほど、バルセロナのボケリア市場と同じくらいか少し大きいくらいでしょうか。最後に大規模改装されたのが80年代のようで、どことなく、80年代の雰囲気があります。
やっぱり全体的にはバレンシアの中央市場が一番ですが、地元の特産品なども多くローカル感じ満載でここもとってもおすすめの市場です。ビーチなど近くにありますが、観光地というほどの町ではないので、バレンシアにお住いの方や近所に行かれる方に是非おすすめします。
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