クエンカにあるカスティーリャ=ラマンチャ古生物学博物館 (Museo de Paleontología de Castilla-La Mancha: MUPA)。簡単に言えば、恐竜博物館。アンモナイトなどの恐竜でない化石などもありますが、ここのメインは恐竜。なんでもクエンカの辺りは恐竜の化石がわさわさと出てくることで世界的に有名だそうで、日本のゴジラ映画みたいな昔のハリウッドの恐竜映画もクエンカでロケが行われたそうです。
新市街の丘の上に位置するのですが、距離的には旧市街から歩いても20分くらいかと思います。上り坂を上りながら正直なんでこんな丘の上に博物館をわざわざ作るのかと思ったのですが、実際行ってみてその理由が分かりました。
建物は結構新しく、カフェやレストランもあります。コロナ禍の特別措置でここを含めた州立博物館は拝観料が2021年末まで無料。
ここの目玉は屋外にある実物大の恐竜レプリカ!別に「恐竜好き」ではないですが、屋外のレプリカの写真をみて面白そうだったので行ってみたいと思いました。そして、門を入ると早速恐竜が!
蚕だか芋虫みたいな恐竜。
赤い突起物のあるこの恐竜は世界で初めて今世紀になってからクエンカで発見されたそうです。青い顔に赤い角なんていうカラフルな恐竜がいたのですね。
特別展なのか何故かスポンサーに読売新聞!左下に漢字で書いてあるの見えますか?
こういうユーモア好きです。
残念ながら、普通こういった自然史系の博物館で想像する大きい恐竜の骨格標本がありません。完全な形で発掘されることがないのか、新しい博物館のためすでに他の博物館に所蔵されてしまっているのでしょうか?博物館の人の話によると、博物館に展示されている本物はほとんどカスティーリャ=ラマンチャ州のものということですが、本物でなくても実物大のモデルは見ていて楽しいです。
原始人とマンモス。マンモスの肉を切り出して運んでいます。
建物内ではこれが一番大きいレプリカ。
なぜか日本語が。読売新聞提供なのかもしれません。
前述のハリウッド映画では、クエンカの大聖堂前に恐竜が現れるというシーンが↓
博物館の周りは人口の水辺があって、そこにも何気に古代生物のレプリカが置かれています。
これだけでもまあまあ楽しかったのですが、なんとこの景色!この博物館からの景色のことはどこにも書いていなかったので嬉しいサプライズでした。
観光局の「絶景ハイキングルート」よりも良い眺め。旧市街のごちゃごちゃとした感じが一望できていいです。
しかも古代の恐竜と中世の旧市街という不思議な組み合わせがとっても非現実的。
レストランからもこのビューが楽しめるようです。
暑い日は博物館までの上り坂がきついですが、お子さんのいる人もそうでない人も楽しめると思います。とにかく博物館から見る旧市街は絶景なのでおすすめです。
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