ランブラス通りからも近く、ラバル地区にあるEl Cañete。オーソドックスなタパスを提供するレストランで、地元のローカルガイドに度々お薦めとして名前が出てくるレストラン。場所柄、観光客も多いです。

家族経営のレストランということで家庭的なお店と思いきや、後継は外で修行を積んだそうで、狭い店内でも意外と格式のある雰囲気。初代オーナーはアンダルシアから引っ越してきたということで、メニューにアンダルシア料理も。
一ヶ月前に予約しても夜はもうすでに結構埋まっていて、18時と早い時間のみでした。テーブル席は予約はマスト。カウンター席はウォークインできるようで、早い時間でも多くの人が待っていました。
カウンターはズラーっと長いです。通り過ぎて奥のテーブル席へ。

カタルーニャ州ではお馴染みのパン・コン・トマテ(Coca de cristal con tomate)。

ざらざらした歯ざわりも多いスペインのコロッケですが、日本のカニクリームコロッケみたいにクリーミーなロブスターコロッケ(Croqueta de bogavante y alguna cosa mas)とハムコロッケ(Croqueta de jamon de bellota)。

バルセロナのバルセロネータ地区の名物ボンバ(Bomba picantona de la Barceloneta)。中はジャガイモと挽肉で日本のコロッケに近い感じで、アリオリソースとパタタスブラバスのソース。これも美味しかったです。

見た目は美味しそうですが、値段(28.70€!)の割には小さくてパサパサとイマイチだったエビのアヒージョ(Gambas frescas al ajillo Canete)。

一番楽しみにしていたのはステーキのフォアグラ乗せ(Filete de vaca con foie y salsa de trufa)。千切りのポテトの上にレアのステーキが乗っていて、その上にフォア。

最近、このお皿が有名な老舗に行きましたが、びっくりするほど美味しくなかったので、どうかな?と思ったら、ここのお店のは激ウマ!ポテトの千切りもホクホクかつ少し外がカリッとして美味。ステーキはまるで本マグロのお刺し身を食べているみたい。フォアグラとソースともマッチしています。トリュフ味は結構トリュフが前面に出すぎるお店が多いのですが、ここはほのかに香る程度で程よく。
そしてスペインのバルでの定番メニュー、フライドポテト、チストラ・ソーセージと目玉焼き(Huevos estrellados con chistorra)。シンプルですが、これが意外とギトギトしていなくて繊細で美味しい!

デザートに、フォンダンショコラ(Coulant de chocolate Valrhona)とカタルーニャ版クレムブリュレ、クレマカタラナ(Crema Catalana)。日本国外の甘いものは甘すぎてあんまり好きじゃないので、フォンダンショコラはやっぱり私にはちょっと甘すぎました。
一人あたりお酒を2-3杯飲んで60ユーロと安くはないですが、全体的に美味しく、特にステーキのフォアグラ乗せは絶品。狭いので座席が窮屈ですが雰囲気はいいです。
キッチンはランチとディナーの間に閉まらないので、予約のない場合は開店と同時に入るか、スペインの昼食が終わる16時から観光客が来始める18時の間、或いは22時以降がねらい目かなと思います。
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