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アフリカ5か国ロードトリップ パート2:南アフリカからボツワナへいざ出発!

更新日:2021年6月13日

飛行機で南ア、ヨハネスブルグへ!

大体の準備は整い、ついに出発!比較的安かったキャセイパシフィック航空の香港経由、ヨハネスブルグ行きにしました。南アって地球の反対側で遠いというイメージだったのですが、乗り継ぎ時間も入れて18時間ちょっとと意外と近い!香港空港で私の乗るヨハネスブルグ行きのゲートサインを見たときはさすがに気分が高まりました。

ヨハネスブルグ行きの機内で乗客のおじさんが目の前でぶっ倒れ意識を失うという事件があり、途中で緊急着陸かと冷や汗でしたが、しばらくして意識を取り戻し、無事時間どおりヨハネスブルグに朝の6時半過ぎ到着しました。空港ではリキュールの宣伝をする象がお出迎え。「ついに来たなアフリカ!」と気分が高揚。

ロードトリップのの出発地点へ!

友人についたことを告げる電話をしなければいけなかったのですが、どこを見ても公衆電話が見つかりません。空港のGAUTRAINの駅にいた係の人に電話をかけたいといったら携帯電話を貸してくれましたが、あとで使用料というので、小銭を渡しました。それでも足りないというのでもうこれ以上は持っていないと言って逃げ切りました。

GAUTRAINの駅で待っていると、ほんとにいい気候!ヨハネスブルグはかなり治安が悪いと聞いていたけど、空港からの電車は安全ということ。電車からのヨハネスブルグ郊外が望めます。カリフォルニアのようなからっとした天気で気持ちよく、空も真っ青。

途中違うラインに乗り換えて、ヨハネスブルグ郊外のRosebank駅の改札で友人と合流。車はこの駅に直結するショッピングセンターの地下に停めてあり、食料品やキャンプ用具などを買い、両替を済ませました。

いよいよボツワナに向けて出発!

買い物を終えて、できるだけ早くロードトリップを初めようということで、午前中の10時過ぎくらいにショッピングモールの駐車場からボツワナに向けて出発!初日の計画は、国境を越えてボツワナに入り少しだけ進んでからロッジに泊まること。イメージではこんな感じです。

初日のルート(約539キロ)

とりあえずボツワナとの国境のある北へ向けて運転して行きます。写真はちょうどヨハネスブルグ郊外を出て数十分の首都プレトリアのあたり。

途中、Mokopaneという街にランチのために立ち寄りましたが、かなり荒んでいてスラム状態。南アは大体10%が白人ということですが、白人は一人も歩いてませんでした。スラムは見たことありますが、最初立ち寄った街でスラムはちょっとショック。南アはアパルトヘイト政策が終わったのが1994年とかなり最近。その30年前に人種差別政策が終わったアメリカでもまだ経済的平等等の問題があるくらいなので、南アでは社会的平等はまだまだずっと先のように思えます。

ランチを終えてMokopaneを出ると、こんな緑がキレイな道がずっと続きます。Mokopaneにいたことがもうすでに嘘のよう。

かなりやばかった国境越え

そのうちGobler's Bridgeの標識が見えてきました。Gobler's Bridgeは南アとボツワナの国境にかかる橋。つまりは、国境まですぐということ。このままいけば、日の入り前にはロッジでのんびりできるかなと考えていました。

この日は22日で、クリスマスが近いということもあり、南ア出国には列が。車を駐車して列に並びます。しかも出国審査の建物は高速道路の料金所みたいな感じで屋内で待つところはなく、外で立って待つこと2時間弱くらい。無事南ア通過。車に戻り運転して国境を越えます。国境は川で分断されているのでこのとき川にかかっている橋を渡りボツワナに入ったことを確認。次はボツワナの入国審査です。駐車場は車がいっぱい!

入国審査の建物の外には長蛇の列が...。中でどれくらいならんでいるのかも分からずでしたがとりあえず並ばないと仕方がないので、列に並びました。待つこと3-4時間。

いつの間にか日は暮れ、外で列に並びながら夕焼け。のちにも改めて実感しますが、アフリカの夕焼けは見たことないほどきれいです。暑かったことは暑かったけど、日本の夏よりはからっとして我慢できる範囲でした。

建物の中に入っても20人くらいの列が。やっと入国審査の順番がきて、私はすんなり通過。ところが友人がずっと入国審査の窓口にいるのでなにがあったのかと思えば、南アを出国するときに南アの出国係官が「出国」スタンプではなく、間違えて「入国」スタンプを押していたとのこと。ボツワナの係官は、ボツワナでは南アの出国スタンプがなければ入国させられないと主張しらちが明かないので、車をボツワナに置いて徒歩で南ア側に戻ることに。3‐4時間前に車で越えた国境の橋を再びわたります。そこらへんにいた南アの係官に状況を説明すると、出国の出口から入ってすぐ係官に話せるとのこと。苦情をいうと間違えて入国スタンプを押した女性係官は、申し訳なさそうに、I'm so sorry...。真っ暗でろくに街灯もない国境を再び歩いて越え、ボツワナの入国審査で並ぶ人を通りこし再び窓口へ。これで最低30‐40分のロスのはずが、税関の列の10人前には前に私たちの前に並んでいた人々。ここから税関で永遠と待たされ、待っている人は怒りが爆発寸前。

結局国境を無事越えられたのは夜10時過ぎ!7時間もの拘束でへとへと。やっと国境を越えられても国境付近にはロッジがないので、近くのPalapyeという町まで午前2時くらいまでドライブをすることに。国境を越えたあとのボツワナの道路は穴ぼこだらけのでこぼこ。入国審査といい、すごい国に来てしまった感がありちょっと心配に。

Palapyeについてからロッジは意外と簡単に見つかりチェックイン。さすがに夜行便のフライトでヨハネスブルグに到着し、それからすぐロードトリップをはじめ、国境で7時間以上足止めになるという洗礼を受け、さすがに疲労困憊。そんな初日も無事にどうにか終わりました。翌日はボツワナの北を目指します。

Desert Nature
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