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とっても美しいSant Miquel dels Reis修道院の中庭でフラメンコ音楽のコンサート!

スペイン・バレンシア市のすぐ北にあるMonestir de Sant Miquel dels Reisという修道院。19世紀後半から1960年代まではなんと刑務所として使用され、90年年代後半にはバレンシア州立図書館として生まれ変わりました。とっても立派な建物です!中央と右半分は16世紀の後半から17世紀の初めに建てられたそうです。


普段は図書館としての利用が可能(いくつか条件があるのでウェブサイトで要確認)で、それ以外にも展覧会や週末のガイドツアー(バレンシア語とスペイン語のみ。コロナ禍は要予約)なども行っています。そして、私が一番気になっていたのは中庭でのコンサート


スペインの他の都市でもそうだと思いますが、バレンシアの夏の夜は、屋外の文化イベントが盛りだくさん。特に、歴史的な建物の中庭で行われるイベントは、スペイン独特の風情が満喫できます。


この旧修道院でバレンシア州政府主催のコンサートが開催されたので行ってきました。入場は「無料」と大々的にうたっていましたが、民間のチケット予約システムを使っているため、予約の最後に1人2.50ユーロの手数料を取られました。スペインでそこそこ有名なアーティストたちの公演とあって予約開始後すぐ売り切れ。第一希望は予約ができず、第二希望でようやく予約ができました…。


立派な門から入ると正面がすぐ。


バー・サービスがあるとのことだったので開演の40分前くらいに到着。バーは中庭の隅の仮設かと思いきや、入り口のすぐ裏に常設の立派なバーが!イベントの時だけなのか、図書館で閲覧してちょっと一杯なんてこともあるかはなぞ…。明らかに席が埋まっているのにバーカウンターでドリンクを出す店員さん…そもそも立飲みってコロナ規制でいけないはずでは?コロナ規制は主に州政府による規制ですが、ここは州政府の図書館… ちょっと離れたところにベンチがあったので、ベンチに座ってビール片手に時間まで修道院の建物を眺めながらまったり。


この修道院、中庭が正面左と右に一つづつありますが、コンサートは右側の古い方の中庭。ゴテゴテとした正面入口ではなく、右側のシンプルな入口から入場。結構広い中庭です。


中庭のまわりには建物の歴史を説明する看板が並んでいます。刑務所として使われていた時の写真も。中庭で組体操をしているのは囚人でしょうか?


さて、肝心のコンサートは、Soleá Morenteというアーティストで、ジャンル的にはフラメンコ・ポップと言うのかニュー・フラメンコと言うのかロックやポップ調のフラメンコ音楽です。お父さんもお姉さんも有名なフラメンコシンガーだそう。客層はかなり幅広い感じでした。夜9時すぎでまだ外は明るいですが、コンサート開演。気温も下がってアウトドアコンサートには最適な気温。


ゆっくりした曲から、どんどんテンポが上がり、外も暗くなってクライマックス。


夜の中庭も美しいです。


帰りは入ったときと異なり、教会部分を通って正面玄関から出るという粋な演出。夜の教会はとっても神秘的。


外観の照明を期待していたら、なんと照明はなし…。普通の街灯のみでした。


立派な正門。これは刑務所時代に建設された門のようで、いかにも「刑務所です」と主張している門。


自分の好みの音楽という訳ではなかったですが、伝統音楽をベースにした音楽で、スペインの風情にどっぷりつかる夕べでした。何と言っても建物が素晴らしくて一見の価値ありです。


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