有名なベルギー人ってだれ？と聞かれるとなかなか出てこないのですが、「実はあの有名な人はベルギー人だった」、と分かることがたまにあります。その一人がマグリット。シュルレアリスムで知られるマグリットの作品を集めた美術館、Musee Magritteがブリュッセルにあります。毎月第一水曜日の午後に無料開放されているので行ってきました。
独立した建物の美術館だと思ったのですが王立美術館とつながっていて、入り口は王立美術館と同じです。住所のところに入り口がないのでかなり歩く羽目になりました。王立美術館にはMusee Magritteだけでなく、ほかの２つの美術館も併設されており、部屋も繋がっていたりするので、これらが別の美術館と言うのは誤解を与えるんじゃないかな...。王立美術館も同じときに無料開放をしているのでまとめてみることもできます。無料開放の日以外は、各美術館ごとの拝観料とコンビの拝観料があるのでどの美術館に行きたいかを前もって考えておいた方が良いでしょう。全部見るとなるとかなり疲れると思います。
さて、入り口からマグリット美術館に行くには王立美術館の展示品の前を通って、廊下を渡って、階段を下りてと、ちょっと遠いですがチケットゲートにぶつかります。3フロアあるので、そこそこの数の絵画等が展示されています。残念ながらほとんどプライベートコレクションなので写真は撮れません。たまに撮っている人が係員に注意されています。なのでここでは、1階にあるマグリット本人の写真を。彼の作品を見ることは多いですが、あんまり彼の顔を見ることはないですよね。
作品は時系列に並べられています。一番有名な羽ばたく鳩やリンゴで顔を隠す男性がなかったのでちょっと残念ですが、今までは見たことのない映像作品などもあり興味深い部分もあります。彼の作品は知っていても、彼がどんな人だったかというのはあまり知られていないので、勉強になりました。
最後にはギフトショップの前を通りますが、そこそこのセレクションなので、帰りにマグリット作品のおみやげを買うのも良いかもしれません。
Musee Magritte
Rue de la Régence 3
1000 Bruxelles
