top of page

トマトを投げ合うお祭りトマティーナで有名な町、Buñol​のお城へ!

更新日:2021年11月23日

バレンシア市から近郊電車Cercaniasで1時間ほど西にいったBuñol​。線路に電線が張られていない路線なのでディーゼル車で走ります。しかもバレンシア市内でスイッチバックしたりするのでかなりスロー。車だと40分弱です。


Buñol​と言えば、毎年夏にトマトを投げ合うお祭り、トマティーナが開催される小さな町です。去年はコロナ禍で開催できず、今年も先日キャンセルが発表されました。町中を歩いていてトマティーナを感じるものはほとんどなく、市庁舎横の大きい垂れ幕だけでした。世界各地からお祭り好きの若者がなんにもない小さな田舎町にわざわざやってきます。ちなみに参加するには事前にチケットの購入が必要です。


このBuñol​はお城があるのと、いくつかハイキングコースがあるので行ってきました!ハイキングについてはまた別途書きたいと思います。


駅から徒歩10分くらいでBuñol城に到着2つの岩場の上に11世紀に最初に建造され、現在残る建築は14世紀から19世紀の間に建設、改築、増築されたそうです。当時バレンシア県とカステリョン県の境にあり戦略的に優位な場所にあったことから、重要な役割を果たしていたとされています。


正門はつぎはぎされてますが立派。​地元の人は普通に生活道路として使っているようで、いつでも出入りでき拝観料は無料です。


正門の裏側。バレンシア市内の旧市街に残る2つの門と似ています。同じころに建てられたのでしょうか?城壁に沿って建物がありますが、普通に一般の人が住んでいるそうです。


お城の敷地の中に一度住んでみたい気もします。


反対側の第2の門。白壁のお家のまどの大きさがそれぞれ異なっているのがキュート。それにしてもこのお家、三階建てのように見えますが、一番左側はどう見えても2階と3階部分が普通の人の身長よりも低い気がします…


第2の門の裏側。博物館と観光案内所があります。博物館はコロナ禍のためか開館時間中にも関わらず閉まっていました。


ぐるっと周って正面ゲートを下から見た図。


このお城は国の歴史遺産に指定されています。この称号がもらえるのは象徴的であり、かつ保存状態の良いお城や宮殿だけだそうです。以前に書いたXativaのお城もその一つ。Spain Heritage Networkのウェブサイトでリストを見ることができます。


そしてお城からの町の眺めは最高!バレンシアらしい青タイルのドームの教会が見えます。この教会のすぐ左側が町の中心で市庁舎などがあり、トマテイーナもここで開催されるそうです。


下界から見ると、お城はこんな感じに見えます。たまたまお城だけ見えるスポットに遭遇しました。


下界から町全体を見た図。お城は正面上部です。


豪華なお城でも、大きなお城でもないですが、保存状態は比較的よいです。町に溶け込んでしまっているので、町のシンボルというだけでなく、町を行き来するにも通る生活基盤の一部という感じです。


とっても励みになりますので、是非ブログ・ランキングサイトのクリックをお願いします!

 ↓ ↓ ↓




Desert Nature
bottom of page