top of page

神秘的なサグラダファミリアの地下聖堂でコンサート

更新日:2022年5月25日

バルセロナの世界遺産、サグラダファミリアにイギリスからクワイヤー(choir、教会で宗教音楽を歌う合唱団)が来てコンサートを行うというので行ってきました。


子供のときクワイヤーに所属していたパートナーが、作曲家の名前を知っていて珍しく「いい音楽」と乗り気。なんでも国内中タダで旅行ができて、有名な大聖堂で歌うことができるのがクワイヤ―の醍醐味とのこと。


特に入り口がチケットに書いていなかったので早めに行きました。いつもふらーっと行って、なんとなーく教会を眺めると結構新たな発見があります。


個人的には観光用の入り口のある古い方のファサードのほうが好きですが、会場の地下聖堂(Crypt)の入り口は受難のファサードと呼ばれるこちら側の新しい方。


前に行われていたミサが終わったのがコンサートの開演時間丁度の夜9時。観光客の拝観が終わってからの時間です。


この手すりもいかにもガウディ↓。さすがにこの辺りはガウディ本人のデザインではなく、過去の作品をもとに「ガウディだったらこう」と想像してデザインしていると思うので、やっぱりガウディっぽくなるのでしょうね。


地下へ階段を下りていくと…


柱が見事です。サグラダファミリアで一番初めに建設が始まったのがこの地下聖堂とのこと。本来ネオゴシック様式になるはずだったのが、ガウディが指揮を執るようになってからデザイン変更され、ナチュラリスト(自然派)要素が加えられたそうです。


サグラダ・ファミリアは世界遺産ですが、認定されている部分はこの地下聖堂と先ほどの入り口の反対側の古いファサード部分(ガウディ自身がデザイン・指揮した部分)だけ。


一見普通のネオゴシックの教会と変わりません。


この地下聖堂は、ガウディのお墓があることで有名です。すでに高齢でしたが、トラムに轢かれて亡くなっています。意外と質素なお墓。


聖堂の正面はこちら。ディテールにやっぱりガウディらしさが見られます。どうやらほとんどの観客は前のミサの参加者のよう。


祭壇の青のタイルがキレイです。


天井も星がちりばめられた男性と女性のモチーフが見事。向こうに見えるのが地上階のバシリカ(大聖堂)。


クワイヤ―は結構大人数で40名強でしょうか?シニアがかなり多くてびっくりしました。今どき教会音楽の合唱団に参加する若い人って学校でもないとあんまりいないんでしょうね。


興味のある方はビデオでどうぞ。


イギリスとスペインの音楽でしたが、教会の音響効果もあり結構響きます。私が最後に聞いたクワイヤーはオックスフォードのクライストチャーチで、無料で入場するために行ったのですが、たまに聞くと癒されます。


フロアはローマ時代風のモザイクだそう。


コンサート後、階段を登って地上階まで。


この階段、私の大学の図書館の階段を思い出しました↓カーブが似てます。


階段を登り切って外に出ると普段は見ることのできないぐるっと囲まれたエリアに。去年の年末に設置された聖母マリアの塔の星がてっぺんで光っています。


地下聖堂は思っていたよりクラッシックでイメージとちょっと違いましたが、やっぱりところどころガウディらしさが見受けられました。コンサートというセッティングでまったりと楽しめたのも良かったです。観光でもこの地下聖堂はアクセスできるとのことですが、時間が制限されているようなので興味のある方は事前に確認を。


励みになりますので、是非以下ブログランキングサイトのクリックをお願いします!

 ↓ ↓ ↓


Desert Nature
bottom of page