サンクトペテルブルグ行きのバスで着いた先は、エストニア第二の都市、タルトゥ。エストニア一番の大学と言われるタルトゥ大学のある大学町でもあります。
バスターミナルもなんだかかなりモダンでデザイン重視、いかにも「北欧に来ました」という雰囲気。周辺はショッピングモールが4つぐらい固まっていてやっぱりなんだか垢抜けています。
人々も北欧人っぽく、ブロンド、長身の人が多い!それもそのはず、フィンランド人に一番遺伝子が近い民族がエストニア人なのだそう。追ってまた書きますが、エストニア語はフィンランド語と語源が同じで、なんでもお互いの言語の単語をどれくらい理解できるかというと50%を少し切るくらいだとか。
全体的にリトアニアやラトビアに似てるけどちょっと北欧っぽいという感じ。ただこれは次の目的地ではまた違う印象を受けました。それはまた後日…
バスターミナル周辺のショッピングセンターを過ぎると、いい感じの雰囲気です。
歩いていると急にこんな強烈なブロンズ像が! ↓ 題名は「父と息子」。どうやら親子を同じ身長に縮尺を変えてみたらということらしいです。とある箇所、ピカピカしているのでやたらみんな触って行く感じでしょうか!?
市庁舎のあるラエコヤ広場。ピンクの市庁舎がキュート。夏場はバーやレストランのテラスが並ぶらしいですが、すでに東京の真冬くらいの寒さなで雨のせいもあって閑散としています。
広場に面した左の建物はタルトゥ美術館ですが、建物が傾いているの分かりますか?なんでも地盤沈下だそうです。
ソ連時代に建てられたと思われる鎌と槌のマークの付いた建物。共産時代の名残がまだあります。
タルトゥ大学は市庁舎のすぐ裏あたり。平日でしたがひっそりとしていました。
キャンパスには旧大聖堂も。廃墟と化したのはもう数百年も前らしいですが、一部を改修して大学施設として利用しています。
こんな可愛らしい通りも。ピンクの建物はおもちゃ博物館。
バスターミナル近くにあるタルトゥ市場は1939年の建物。中は比較的最近改装したばかりのよう明るくて気持ちいいです。市場前にはマスコットの豚の像。昔の写真は、市場の建物は同じですが周りが全然違くてびっくり。
市の中心からすぐ北にSupilinnというエリアがあり、19世紀には貧しい人々が住んでいたスラム街で、庭で野菜を育てたりしながら暮らしていたそうです。そして毎年、すぐ近くの川が氾濫してまるでスープのようになってしまったことから、Supilinn(スープタウン)と名付けられたそうです。なんでも通りの名前がKartuli (ジャガイモ)、 Oa (豆)、 Marja (ベリー) 、 Meloni (メロン)などと名付けられているユニークなエリアなのですが、あんまりぶらぶらするような良さげなエリアでなかったのと、雨が結構降ってきたのでギブアップ。
ストップサインが「STOPP」っていうのが気になる…
市の中心からちょっと離れたところには、真っ逆さまの家。拝観料を払えば、内部も上下逆さまの世界だそうです。
ところどころにユニークなものがあるタルトゥ。次回は木造建築がかわいいタルトゥの住宅街、Karlovaという地区について。
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