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ロシア行きのバスに揺られて…

リトアニアの次はエストニア。ホントはリトアニア→ラトビア→エストニアの順か或いは逆に真っすぐ行きたかったのですが、バルセロナからリトアニア・ビリニュスへの直行便がやたら高く、一泊余計にしてバス代払ってもまだ安かったので、リガ着、エストニアのタリン発の飛行機で「 J 」ターン的な旅行になりました。


バルト三国旅行の大きな問題は、国際線の電車がないこと!ヨーロッパではびっくりですが、国境の駅で降りて、電車を乗り継いでいかなくてはならいそうで、しかも上手く接続していないとのこと。旅先で会ったカナダ人が「リトアニア・ラトビア間は駅間が両サイドで20キロ離れてるけど挑戦する」と意気込んでいました。楽しそうだけど丸1日ロスになるので、国境越えはバスを利用しました。


現在バルト三国間とポーランドのワルシャワをつなぐ高速鉄道を建設中なのだとか。しかも将来的にはトンネルを掘ってフィンランドのヘルシンキまでつなぐ計画だそうで、開通したらかなり便利になりそう。


話を戻して、リトアニアのカウナスからバスでラトビアのリガに戻り、そこからエストニアのタルトゥ(Tartu)に行こうと思いネッでチェックしたところ、1日に3本ほどあり早い時間のものをそのままネット予約しました。ただ、バスターミナルの時刻表では夜に1本しかなかったはず↓


ホントにそのバスがあるのか心配になり、バスターミナルで再度確認してみると、分かったことは、バスターミナルの時刻表は最終目的地ごとにしか載っていないということ…


そして国際線の他の最終目的地を見ていると、あった!


でも最終目的地がサンクトペテルブルグ!しかも時刻表でロシア、ウベラルーシ、クライナ行きはなぜかハイライトがされていて、どういう意味でハイライトされているのかが書いていない!まあでも、経由の欄にタルトゥが載っているのでまあ行くんでしょうと。


ちょっと衝撃でしたが、もうすでにこのバス会社のオフィスは閉まっていたので、まあ何かの運… リガのバスターミナルにはこんなサインもあり、ウクライナ語と英語で書いてあります。


ラトビアの法執行機関が、ロシア軍がウクライナで行った犯罪を目撃した人物に対して名乗り出て証言するように求めています。具体的には、ロシア軍の攻撃によって怪我をした者、ロシア軍がウクライナ市民を攻撃するところを目撃した者、ロシア軍がウクライナの民間施設を攻撃するところを目撃した者、上記のロシア軍による犯罪を記録した写真、音声、ビデオを所持している者、だそうです。


翌朝バスターミナルの乗り場で心配して待っていると、バスが来ました。雨で濡れて見にくいですが、確かにサンクトペテルブルク行き。


チケットを運転手がスマホでスキャン。問題なし!Tartuって下に書いてあるし。


バスは比較的空いていました。この会社、ちょっと割高な気がしましたが、トイレついてるし、WIFI、セルフの紅茶・コーヒー、飛行機のようなエンターテインメントの画面があり、シートもレザー調でラグジュアリー。


出発してしばらくするとなんだかラトビア語でアナウンスがあり、「パスポート」とかなんだとかと言っているのですが全く分からず。またちょっとして車掌がやってきて、「パスポートを」というのですが、私はシェンゲン内の移動。「え、パスポート?」と反応すると、「サンクトペテルブルクに行くんじゃないの?」と。「行かない、行くのはタルトゥ。」と返事すると、「あ、じゃあいい」とのことでした。


どうやら多くの人はサンクトペテルブルクに行くようで、用紙にいろいろ記入させられていました。一応バス会社のウェブサイトには、国境での待機時間が長い場合があり、バスの到着が遅れるかもしれないと書いてありました。今や国境越えも大変そうです。


さて、私は無事にエストニアのタルトゥに到着。タルトゥはリガから4時間弱で、丁度リガとサンクトペテルブルグのほぼ中間↓。サンクトペテルブルグ、結構近い!


コロナと戦争がなければネット登録だけの簡易ビザでロシア全土に行けるはずだったのに、ホント何が起こるか分かりません。


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