ベルギー国内の多くの場所はブリュッセルから日帰りでいけますが、ドイツも日帰りで行けるところがいくつかあります。ドイツのアーヘンはベルギーとの国境近くに位置し、アーヘン大聖堂は世界遺産に認定されています。
ブリュッセルから鉄道でVerviersまで行き、そこでドイツ行きの電車に乗り換えることができます。片道所要時間は1時間50分ほど。
アーヘン駅に到着。駅から市内中心にある大聖堂までは徒歩15分ほどです。
しばらくすると大聖堂の一部が見えてきます。この部分は後から増築されたゴシック様式の部分。
アーヘン大聖堂は、北ヨーロッパで最古西暦786年にローマ皇帝のカール大帝によって建設が始まり、805年に完成。936年から1531年の600年もの間、神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式が執り行われました。カール大帝の骨もここに埋葬されており、歴史上非常に価値のある教会です。
正面入口から見た外見は意外とシンプルで、本当に世界遺産?という感じです。実はこの塔は19世紀に増築されたそうです。
外見とは反して内部は豪華絢爛。カール大帝が建てたオリジナルのパラティン礼拝堂は金のモザイクがちりばめられ、ドイツというよりは、トルコのアヤ・ソフィアなどのようなエキゾチックな雰囲気です。
14-15世紀に増築されたゴシック建築の大聖堂部分は、天井高くまで伸びたステンドグラスや祭壇もまばゆいばかり。
アーヘンは町の大きさも日帰りには丁度良く、ベルギーより垢抜けている感じです。飛行機や高速鉄道に乗らずに異国情緒を楽しめるので、ちょっと気分転換したいときなどに。