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スペイン7不思議②:ドーナツを「ドーナツ」と呼んではいけない不思議なスペイン

更新日:2021年3月7日


それに関連して、Dankin' DonutsがスペインではなぜDankin' Coffeeなのかということがちょっと気になりました。調べてみるとまたびっくり!


スペインでは、Panricoというパン・菓子メーカーが「Donuts」の商標を登録しているのです。アメリカ人や日本人の感覚だと、ドーナツは「小麦粉が主成分の生地に水・砂糖・バター・卵などを加えて油で揚げた甘いお菓子」の一般名称です。アメリカでも日本でも、誰もがドーナツを「ドーナツ」として売ることができます。実は、このスペインの商標登録は40-50年前に遡るらしく、恐らくその当時、英語のdonutsは、スペインでは日本人やアメリカ人の知るドナーツと認識されていなかったのでしょう。Panricoは今はメキシコ大手Bimboの落下にあり、BimboがDONUTSというブランドのロングライフのドーナツをスペインで売っています。ちゃんとDONUTSというワードの右上に商標登録を意味する(R)の印が付いています。


https://donuts.es/


この商標登録のため、ドーナツを売るDunkin'もDuffin Daglesもスペイン国内で「donuts」とその同じ発音の「doughnuts」を使用することができません。Dunkin’はDankin' Donutsという商号が使えずDankin’ Coffeeとなり、自社のドーナツのことをDunkinと呼び、Duffin Daglesはdagleと呼んでいます…。この商標がなければ、DuffinDaglesは、Duffin Donutsだったんだろうな…。


はたまた、スペインびっくり話でした。


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