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幻のビールが飲めるグランプラス近くの老舗バー:Au Bon Vieux Temps

更新日:2022年8月21日


グランプラスから歩いて少しのところにあるAu Bon Vieux Temps。ショップが並ぶ建物の隙間に細いパッセージがあり、アーチをくぐっていくと突き当たりにバーの小さい入り口があります。このパッセージの左1-2軒先にも同じようなパッセージがありそちらも志向の似たバーがあります。

1695年に創業したバーらしく、外観も古めかしいですが、中に入ってみるとゴシックな内装で教会にでも入った感覚。店の名前と同じ名前の安いベルギービールを見たことがありますが、このお店と関連があるのかは不明。それほど大きいバーではないので、席を見つけるのが難しいときもあるかもしれません。ドリンク・メニューを見るとおなじみのベルギービールに並んで、一つ目を惹くビールが!

なんと、以前ベルギービールについて調べているときに見つけた幻の修道院ビールWestvleteren!このビール、一般の人は事前に修道院に電話で連絡を取って、車のナンバープレートを伝えてケースで予約し、指定された日にその車で修道院までビールを取りに行かなければならないとのことで、再販は禁止されている幻のビール。それ以外では、修道院の隣のバーで飲むことができるのと、ブリュッセルでは修道院と契約をしている2か所でしか買うことができないというもの(違法で売っているところはありますが)。


さすが希少価値が高いだけあって、小さいボトルで10ユーロとちょっと。奮発して頼んでしまいました。国際的なビールランキングで一位に輝いたこともあり、メニューに「世界一と称されたビール」と大々的に書いてありました。その世界一のお味はというと、深みがあって、飲みやすい黒ビールで美味しいです!ただ、似たようなビールはベルギーにあるので、10ユーロ以上出す価値があるかは微妙です。まあ、写真を撮って「これ飲んだよ!」という話のネタにはいいと思います。お店ではちゃんと本物という証拠に開けたキャップを持ってきてくれます。ボトルにはなにも書いていなくて、キャップにWestvleterenと書かれています。東南アジアなんかではよく本物であることを証明するためにその場で栓を開けますが、カウンターで栓を開けてから持ってくるスタイルなのでホントに本物なのかは不明…。本物と信じて…。

このビールを飲むにしても飲まないにしても、店内のゴシックで落ち着いた雰囲気を楽しむだけでも価値があると思います。

Au Bon Vieux Temps

Impasse St.Nicholas 4

(Rue Marche Aux Herbes 12から入ったところ)


Desert Nature
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