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17年に一度出現する17年セミを食べるアメリカ人!

更新日:2021年5月1日

今年、アメリカの中西部や東海岸に17年セミが大量発生するとの記事を最近目にしました。17年セミは地中に埋まり、17年後に地上出てきて孵化するセミで、北米でのみ起こりうる現象だそうです。そして今年の2021年に大量発生するとのこと。なんでも一マイル四方(1.6キロ四方)あたり100万匹のセミが出現するそうです。お目にかかるのは17年に一度だけという訳でははなく、地域によっていくつかの周期があるそう。


大量発生のそのときアメリカでピカピカの社会人1年目だった私。


普通のセミより活動期が早い17年セミ。5月に現れ、7月の頭までにはいなくなるそうです。郊外に住んでいる職場のアメリカ人たちは、「17年セミすごいね!すごいうるさい!」と騒いていました。ところが市内に住んでいる私はセミなど聞かず。緑の少ない市内はあまり発生しないよう。ちょっと楽しみにしていたのに、聞けないのは残念と思っていました。


そんな中、大柄のアメリカ人上司のオフィスに行くと、17年セミの話題になり、「17年セミ、家の周りにすごいたくさんいるんだけど、美味しいんだよ。食べる?」といって、蓋のついた木でできた日本のお煎餅入れのようなものを開けるでは!そこには素揚げしたセミが。家で食べるのは勝手ですが、わざわざオフィスに持ってくるのはどうなんでしょうね。


その後、他のアメリカ人の上司もオフィスにセミは置いてないものの、「セミ今すごいよね。セミ美味しいよ!」、と嬉しそう。


基本的にアメリカ人はゲテモノは嫌いのはずなのですが、なぜかセミは抵抗ないらしい…。


ちなみに調理するのに最適なのは地中から上に上がってきたときのセミの幼虫。まあ、そのときはまだ飛べないでしょうし、比較的捕獲しやすいでしょうね。ちなみに、セミはソフトシェルクラブに茹でたピーナツをちょっと足してような歯触りと味らしいです。アメリカではセミのレシピ本もあり、セミ入りクッキーやタコス、セミのチョコレートがけなどが紹介されているそう。


今年は彼らは久しぶりの17年セミの到来を心待ちにしているのでしょうね。


世界で昆虫食がサステイナブルな食料として認められつつあるというニュースを最近見るので、今後17年セミを食べる人たちはもっと増えるかもしれません。


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