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アフリカ5か国ロードトリップ パート1:準備編

更新日:2021年3月7日


ひょんなことからアフリカ南部5か国をロードトリップすることに。その準備について。 そもそも何でアフリカでロードトリップをすることになったのか?

南ア人の友人が南アに帰って数か月、久しぶりに連絡があったので、何気に「南ア天気どう?」と聞いたら、「今最高だよ、来たら?友達と近隣の国でも行こうと思ってたし丁度いいよ。」と言われ、現地人のヘルプがなければなかなかいけないようなところなので、速攻YES!それが旅行のほぼ1ヶ月前の11月半ばでした。お互いのスケジュールを確認したところ年末から1月中旬の3週間都合がつくことになり、具体的な計画へ。

旅の計画はどうやって立てたのか?

とりあえず当初の私の希望は、南ア以外の近隣諸国にも行き、ケープタウン近くの希望岬に行って、南アのワイナリーに行くこと。行くことを決めてからの数週間、ネットでいろいろ調べ、たまに友人と話し、「南アと他1カ国にする」ぐらいの話がどんどん大きくなり、「ボツワナのサファリ、ビクトリア滝のあるザンビアとジンバブエ、砂漠のナミビアと南アフリカをSUVを運転してロードトリップし、宿泊はロッジとキャンプを組み合わせる」ということになんとなく決まり、トントン拍子。そのほかモザンビークという案もでましたが、さすがに時間の都合上モザンビーク行くとナミビアには行けないので、どちらを取るかということになりました。結局ネットの写真で見たナミビアの赤い砂漠に惹かれ、モザンビークは断念。アフリカ大陸は北アフリカのチュニジアにしか行ったことはなく、南アは危ないというのを散々聞いていたことと、ボツワナ、ザンビア、ジンバブエ、ナミビアは全くイメージも湧かないので治安とかかなり不安もありましたが、現地人がいることで頼りにすることに。3週間で足りるのかという疑問はあったものの、とりあえずやってみて足りなかったら途中スキップするか、最後までいかずに南アに戻ってくるかにすればよいということになりました。私はきっちり計画するのではなくだいたいのルートを考えつつ、あとは現地で行き当たりばったりの旅スタイル。スタイルが似ている人と旅行するというのは本当に大事です。

ビザの取得 さすがにアフリカとなるとアジア、ヨーロッパ、北米等への旅行と異なり多少の準備が必要。準備で面倒だったのは、まずザンビア大使館からビザ取得。南ア、ボツワナ、ナミビアは日本人はビザはいらず、ジンバブエは国境でビザを取得可能とのこと。旅行は過去に50カ国くらい行きましたが全部ビザのいらない国だったためビザ取得は初めて。ザンビア大使館はこじんまりした大使館で提出の数日後にきちんと交付されました。

予防接種と薬の投与

行く国にもよりますが、ザンビア全域、ジンバブエ・ボツワナ北部は蚊の感染病が存在します。そこで、マラリア薬の投与とポリオ&黄熱の予防注射をしました。

黄熱は、「南アに戻るときにイエローカードがないと南アに入国できない」と友人から旅行の一週間前になって言われ、パニック!調べてみると、たしかに南アは乗り継ぎの場合でも黄熱感染危険国から渡航する場合は黄熱の予防接種を受けた証明であるイエローカードの提出が求められます。困ったことにほかの予防接種とは違って、日本で黄熱の予防接種は検疫所でしか接種できなく、成田空港等4-5ヶ所電話してやっと横浜検疫でアポが取れ、仕事を半日お休みしていってきました。検疫所は横浜港の大桟橋のところにある老朽化したビルに税関や入国管理局と一緒に入ってます。黄熱のワクチンの副作用がかなり怖くて心配しましたが無事でした。接種すると10年有効のイエローカードが発行されるので、パスポートの後ろにホッチキスで止めました。結局南ア再入国のときにはチェックされませんでしたが、10年有効なのであと1回は使いたいな。

そして、次はマラリア薬の入手。これはトラベル・クリニックなど特定のクリニックで処方してもらえます。マラリア薬は副作用が多く、「飲酒禁止&運転禁止」と医者に言われましたが、そもそもロードトリップだし運転しないわけにはいかないので、「運転しないといけないんですが...」と言ったら、「できるだけ避けた方がいいけど。」と言われました。バケーションで飲まないのも苦しいので、両方バッチリやってしまいました。副作用は、麻痺症状、痙攣、幻覚などがあるらしいですが、私は食欲低下と服用して何時間かすると手が震えたりしました。マラリアの薬は旅行の前後1‐2週間取る必要があります。日本で認可されているマラリア薬は日本のメーカー一社のみ。ただし、海外から輸入されている認可されていないものも処方してもらえるところがあるようです。それぞれ良し悪しがあるので医者に違いを聞いてから処方してもらった方が良いでしょう。

ポリオは私が子供のころに受けたころは今より接種回数が少ないので、アフリカに行くなら一つ受けた方が良いと検疫で言われ、トラベルクリニックに行って接種してきました。

アフリカに持って行ったもの

横浜検疫では、ボツワナ北部以北は蚊を通して感染する黄熱、デング熱、マラリアなどの伝染病危険地域で、とりあえず蚊に刺されないようにとのアドバイス。そこで蚊帳、蚊取り線香を日本から持っていきました。蚊帳は天井に結ぶタイプのものだったのですが、天井にかけるところがついていないところがほとんどで、結局役に立たず。蚊取り線香も、結構煙がきつく部屋が煙たくなってしまったので1回しか使いませんでした。蚊よけスプレーは南アで購入しました。心配であれば日本から持って行ったほうが良いかもしれません。蚊の対策は万全にしたつもりですが、行ってみたらまず蚊にさされないのは無理ということが発覚...。ロッジに網戸はない、窓はあけっぴろげ、しかも雨季のはじめで蚊はうようよ。2日目にして数ヶ所刺され、その後も何回か刺されました...。かなりショックです。襟付き長袖、長ズボン、スニーカー、靴下は蚊よけの観点から必需品です。


あと持って行ったもので役に立ったものはLED懐中電灯。とにかく夜は真っ暗です。

そして次の旅行の前には買うと心に決めていたミラーレス一眼♪ サファリで動物を取るにはやっぱり望遠レンズも、ということでダブルレンズセットのものを買いました。

現地調達したもの

テント(友人のもの)、小さい鍋、調理するための携帯ガスコンロ、インスタントラーメン(南アのスーパーで普通に売っています)、ステンレスの深いお皿、プラスチックのフォーク・ナイフセット、蚊よけスプレー、すぐ食べれるお菓子等の食料、たくさんの水(4リットルの2つくらい)くらいでしょうか。水や食料は何かあった時のために数日分は携帯していることが望ましいとのこと。食料は基本的に現地で調達したほうが良いでしょう。あと、ローミングでさえも使えないところがあるので、GPSはあまり頼りにできず、紙のマップは必需品です。


そのほか

車をレンタルするのであれば、トヨタのSUVをおすすめします。後で分かりますが、これはかなり重要なポイントです。トヨタであれは故障した場合でもアフリカどこででも修理できます。また、自動車保険によってはカバーされない国もあるので、レンタカー予約時に確認してください。車には必ずセーフティー・キットがあることを確認すること。万が一車が動かなくなったとき必需品です。

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