今回の南仏の旅で行ったアルル。
アルルといえば、画家のゴッホが一時期住んでいたことで有名ですね。
パリに住んでいたゴッホは、都会の暮らしに疲れ、アルルにやってきます。画家たちと一緒に住み、お互い刺激しあい作品を作り出したいというユートピア的な夢を持っていたそうです。アルルでゴーギャンと生活を共にすることでその夢に一歩近づきますが、精神病に苦しみ、ここアルルで耳を切り落とします。
そんななかでも、ゴッホはアルルの1年ちょっとの滞在で色彩豊かな多くの代表作を残しています。数々の「ひまわり」もアルルで描かれた作品。
そして、アルルはゴッホゆかりの地であるだけでなく、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群が世界遺産に登録されています。
駅から歩いてくるとある城壁。歴史を感じます。
ゴッホはここから目と鼻の先の場所にある黄色い家に住んでいたそうですが、その建物は今はありません。ゴッホの絵にも描かれています。その名も「黄色い家」。
紀元1世紀に建てられた世界遺産の円形闘技場。今でも闘牛祭などで使われているようです。
世界遺産の紀元前1世紀に建てられた古代劇場。こちらも現在も映画祭などに使用されているとのこと。
これら以外にもいくつかローマ遺跡がありますが、南欧や北アフリカの地中海沿岸のいろいろなところで見ているのでスキップ。
ローマ時代の遺跡よりも、中世以降に建てられた南仏プロバンス感満載の建物で魅了されました。
特に旧市街の西側のLa Ruquetteという地区は、迷路のような小道にプロバンス風のおうちが並ぶ静かな住宅地で、とにかくチャーミング。歩いているだけで楽しいエリアです!
そしてゴッホの絵画の舞台巡り!
まずは 「アルルの跳ね橋」。旧市街から運河沿いを歩いて30分弱くらいのところにあります。観光客の気配は全くありませんでした。運河にはボートハウスが並んでいて風情があります。
絵からイメージしていた橋とはちょっと違いました…
「夜のカフェテラス」。いかにも観光客しか座らないようなカフェとなっていてちょっと残念。夜の方が雰囲気は良さそう。
「アルルの病院の庭」。現在はコミュニティ・センターになっていてます。黄色い縁取りがアクセントの建物。
「ローヌ川の星月夜」。川のカーブは絵のままですが、それ以外は見分けがつきません…。コンクリートの堤防は恐らく当時はなかったでしょうね。
どこも実際の場所よりも、ゴッホの絵の方が暖かみがあって好きです。
太陽がさんさんと降り注ぎ、ちょっと古ぼけていながらも温かみのあるプロバンス風の建物がとっても魅力的な町です。ニームから日帰りで行きましたが、一泊しても良かったかな。小さい町ですが見どころが結構あります。
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