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ベルギー・アントワープの世界遺産:かつて欧州最大の印刷工房だったプランタン・モレトゥス博物館

ブリュッセルから電車でわずか40分強、アントワープにある「プランタン・モレトゥス博物館」は、2005年に世界遺産登録された博物館です。「博物館」として世界遺産登録されたのは、この博物館が初なのだそうです。


もともとは、16世紀から印刷業を営んでいたプランタン家の住居兼工房だったこの博物館。プランタン家と彼らの印刷業を継いだモレトゥス家の300年に渡る歴史を見ることができます。また、世界最古の印刷機や巨匠ルーベンスによって描かれた家族の肖像画、ここで生まれたGaramondの書体などその所蔵品は重要な歴史的価値があります。


建物は大きく外観も立派です。


印刷の作業を行う部屋。なんでも16世紀後半において、印刷部数はヨーロッパ一だったそうです。印刷機のうち2台は1600年頃に作られ世界最古とのこと。


図書室は、1800年より前に印刷された本が2万5千冊所蔵されています。初のオランダ語の辞書などかなり貴重な本もあるようです。


肖像画や高級な食器などが並びシャンデリアがきらびやかな居住エリア。


中庭に出るとその建物の大きさが分かります。


全体的に修復・保存状態も良く、16世紀頃の印刷業の繁栄が想像できます。旧市街にあり市庁舎から徒歩5分とアクセスは抜群なのでアントワープ観光には必見です。拝観料は8ユーロ、毎月最後の水曜日は無料です(2020年9月現在)。


プランタン・モレトゥス博物館

22-23, 2000 Antwerpen


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