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トリュフがより身近に!Vicのトリュフ祭

更新日:2023年2月6日

バルセロナから電車で1時間20分ほど内陸に行ったVicという町。町の中心の広場が印象的です。


中世の町としても知られ、過去2回、中世祭で訪れています


今回はVicでトリュフ祭、Trufforum Vicが開催されるということで日曜日の朝に行ってきました。金土日の3日間のイベントですが、私が一番興味があったイベントはこの日だけなので、朝8時半にはバルセロナを出発!


トリュフで有名な産地は、フランスやイタリアを思い浮かべる人が多いと思いますが、黒トリュフに限ってはスペインが圧倒的に生産量がトップなのだそうです。特にアラゴン州が一番多く、その次がここカタルーニャ州。


会場はVic駅から近い展示場。

このTrufforumはEuropean Mycological Institute (EMI) の提案によって2017年から開催されているイベントで、欧州のトリュフの適切な消費を推進し、トリュフのプロフェッショナルたちの専門知識の交換の場を提供することなどを目的としています。そして、ここVicだけでなく、スペインのアラゴン州にあるSoriaやTeruel、フランスのオクシタニー地方、米ニューヨークでも開催されています。


まず最初に向かったのはグルメエリア。


トリュフ・グルメの朝食が先着200名であるとのことで、一つ買って2人でシェアすることにしました。3種から一品選べるトリュフ入りメインディッシュ、デザートとワインで10ユーロ。メインはブティファラ・ソーセージにしました。


朝11時前にお酒飲んだのはかなり久しぶり。多分南国の朝食でミモザを飲んで以来。スペインではみんな当たり前のように飲んでいます。


ブティファラは上にトリュフが振りかかっています。お味はまあまあ。


デザートのチーズケーキはポピーシードが入っていて、これも上からトリュフ。珍しく甘さ控えめでとっても美味しくてびっくり!写真を間違えて消してしまってショック!


そしてお隣のトリュフ・マーケット


トリュフの巨大オブジェも。


マーケットではトリュフ関連商品、トリュフのレシピ本、そしてトリュフの塊を売るお店などが並んでいます。


出店数はそれほど多くないですが、トリュフ入りソーセージやチーズなどもあり、見て試食して楽しいです♪


トリュフの塊などを売るお店で4種類のトリュフが陳列されていて、説明してもらいました。蓋を開けて、蓋の匂いを嗅ぐのですが、直に嗅がなくてもかなり匂いがします。


トリュフには夏に育つ夏トリュフ、秋に育つ秋トリュフと冬に育つ冬トリュフがあり、冬に取れるトリュフのほうが香りも良く値段が高いそう。↑一番左のTuber Melanosporumと呼ばれる種類のものは黄金のトリュフとか黒いダイヤと呼ばれる冬トリュフで、夏トリュフの10倍の値段がするそうです。


左から2番目はTuber Uncinatumという秋トリュフ。


3番目はTuber Brumaleという冬トリュフ。


最後はTuber Aestivumという夏トリュフ。


やっぱり夏トリュフは香りがあまりなくイマイチでした。


フレッシュなトリュフは、冷蔵庫でも1週間ほどしか持たないらしく、なかなか普通の家庭ではハードルが高いです。何ヶ月か持つのなら一つ買ってゆっくり楽しみたいですが…


最後にトリュフ入りビールを。ホップが強くてあんまりトリュフの香りは感じられず残念…


トリュフコーヒーなんていうのもあって、トリュフを削って上から振りかけていました。


他にも料理対決やテースティングワークショップなどをやっていてカタルーニャ語が分かったら面白そう。


スペインのレストランではトリュフオイルなどをやたら使ったり、強烈なトリュフの香りのするお皿を出すところも多く、正直残念なことが多いです。他方で、このフェアで食べたものは、ほのかな香りを楽しむものばかりで、やっぱりそういうものであること、そうあるべきであることを再確認出来て良かったです。


さて実はこのフェアはこれで終わりではなくて、私が一番楽しみにしていたのはこれから!長くなるのでそちらは次回。


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