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ウイスキー樽職人の職人芸がとにかく見事!Speyside Cooperage

更新日:2022年8月2日

ウイスキー樽を製造する工場が、スコットランド一のウイスキー産地であるスペイサイド(Speyside)にあります。


ウイスキー蒸留所見学がしたくて、アバディーンのスコットランド観光局のスタッフに尋ねたところ、ウイスキー蒸溜所見学のほかにとにかくこのウイスキー樽工場オススメだとのこと。彼女は気に入って2回も行ったのだとか。


Speyside Cooperageという会社で、スペイサイドのCraigellachieというのどかな田園風景の村にあります。


ツアーは当日朝イチに電話で予約しました。ウォークインの人たちは満員ということで断られていまたので行かれる方は予約は早めに。


ツアー受付の辺りにショートビデオを見る場所があり、なんでも短い時間でいくつ樽が作れるかのギネスを保持している職人がいるそうです。


ツアーはまずはビデオで製造方法などを紹介。熱や香りも駆使したミニ5Dシアター。


そして、実際の作業を見学!驚くのは今でもほぼ伝統的な方法で手作業で作られていること。


ウイスキー樽の木は、いろいろな木がある中でオークのみが中の液体が呼吸をすることができ、かつ漏れない性質があるそうで、特にアメリカン・オークが適しているそう。アメリカン・オークは、主にアメリカから輸入しているそうです。


作業場内はカンカン、ドンドンと音が響き渡り、とにかくその作業の早さはお見事!ちょうど行ったときは古い樽の修理でした。この前の週はサントリーの樽を作っていたそうです。


とにかくこれは写真ではまったく伝わらないのでビデオで。職人はCooperと呼ばれ、4年の研修期間を経てCooperになれるそうです。なんでもCooperは時給や月給ベースではなく、作った樽の数でお給料をもらっているらしいです。


樽の寿命は50~60年ほどで、その間に何回か検査や修理を繰り返します。この工場では一年に15万の樽を製造・修理するとのこと。


「チャー(Char)」と言って樽の内部を直火で焼き付ける工程はこの奥で↓「チャ―」を施すことによって、ウイスキーが樽に浸透しやすくしフレーバーを与えるのだとか。


新しい樽の木材を加工する作業場。


検査エリアでは樽に隙間がないかなど検査します。


寿命が来た樽は再利用。敷地内にはカフェやピクニックエリア、お土産屋さんもあります。


工場の裏には樽が山積み!


とにかくウイスキーの樽作りなんて考えたことも見に行こうとも思わなかったので、製造工程は驚きの連続。ウイスキー醸造所見学とセットで是非お勧めしたいです。


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